Windows Server OS のサポート契約の考え方について、ご案内します。
物理環境上でのサポート契約の考え方
物理サーバ1台(OS1つ)毎にサポート契約を締結してください。CPU数、ライセンス数は問いません。
【例】
22コアCPUを2基搭載のサーバに対しては、Windows Server 2025 のライセンスが44コアライセンス必要になりますが、そのサーバ(物理環境)上で動作するOSのサポート契約は1つで十分です。
なお、他社サーバ上で動作するOSはPP・サポートサービスの対象外となりますのでご注意ください。(Express5800シリーズ、NX7700xシリーズ、DXシリーズのみ対象。)
ダウングレード時のサポート契約の考え方
ダウングレード時のPP・サポートサービスについては、実際に実行しているOS(つまり、旧バージョンOS)のバージョン/エディションでサポートサービス契約してください。
但し、以下の点にご注意ください。
- 物理環境上で動作する場合、NEC製サーバ(Express5800シリーズ、NX7700xシリーズ、DXシリーズ)にて該当する旧バージョンOSの動作がサポートされていない場合は、PP・サポートサービスを提供できません。 (仮想環境上については次項参照。)
- 「ダウングレードサービス付き製品(2025版・2022版)」の型番で契約する場合、サポート対象となるOSは"ダウングレード後のバージョンのみ"となります。
例)UL1908-00D1(Windows Server 2025 Standard (16Core)(Windows Server 2022 Standard ダウングレードサービス付き))の型番でサポート契約した場合のサポート対象OSは、Windows Server 2022 Standardのみとなります。
- 延長サポート期間中のOSバージョンに対して新規サポート契約する場合は、延長期間用サポート(ETS)を契約してください。
- Windows Server 2012 R2 以前のバージョンのOSは、PP・サポートサービスの新規契約受付が終了しています。またそれ以降のバージョンについても、マイクロソフト社による延長サポート期間終了後は新規契約受付終了となります。
【例】
Windows Server 2025 Standardのライセンスを保有しているサーバ上で、Windows Server 2019 Standard を実行させる場合、Windows Server 2019 Standard の延長期間用サポート(ETS)契約を締結してください。
また Windows Server OSのサポートサービスは、OSのライセンス購入形態によりサポート契約型番・料金が異なります。新しく購入するOSのライセンス購入形態に適合するサポート契約を締結してください。(詳細はこちら)
仮想環境上でのサポート契約の考え方
前提条件
仮想環境上のゲストOSのサポートについては、以下の前提条件があります。
- 仮想マシン(ゲストOS)がNEC製サーバ(Express5800シリーズ、NX7700xシリーズ、DXシリーズ)上で動作していること
- 仮想化基盤ソフトウェアが該当するゲストOSバージョン/エディションの動作をサポートしていること
- 仮想化基盤ソフトウェアのPP・サポートサービスをお客様が契約していること。
ただし仮想化基盤ソフトウェアがVMwareの場合は、PP・サポートサービスの契約がなくても対応(2026年6月15日更新)
【例】
Hyper-Vを用いる場合は、管理OS(ペアレントパーティション)に対してサポート契約が必要です。
ゲストOSのサポートの考え方
使用している仮想マシン上のOS(ゲストOS)ごとにサポート契約を締結してください。
【例】
Windows Server 2025 Datacenterを購入して、その上で仮想マシンを4つ動作させている場合は、その4つの仮想マシンそれぞれについて、ゲストOSのサポートを契約してください。
【例】
製品と同じ型番(UL1908-001など)で保守契約された場合の対象は、1インスタンス(OS1つ)のみとなります。利用するOSインスタンス数(ホストOSとゲストOSの合計)が2つ以上の場合は、不足分を追加契約してください。
【例】
ライブマイグレーション等でゲストOSが複数サーバ間を移動する場合、移動先のサーバでゲストOSの契約を追加する必要はありません。つまり、ゲストOSごとに契約があれば、動作する物理サーバの場所は問いません。ただし、他社サーバの仮想環境上で動作している場合は、保守対応できません。(前述のNEC製サーバ上で動作している場合のみ、サポート対象となります。)
なお、仮想環境上のOS保守に便利な、以下の製品およびサポートサービスもございます。
仮想環境用セット
Windows Server の Datacenterエディションに、ダウングレード用メディアをセットにした製品です。本製品専用のサポートサービス/PPSupportPackでは、Windows ServerのホストOS(Hyper-Vの場合)と一定数のゲストOSサポートがセットになっています。
なお本製品は、Hyper-V以外の仮想化基盤ソフト(VMware等)をご利用の場合にも適用できますが、この場合の保守対象は、ゲストOSのみとなります。
ゲストOS用サポートサービス/PPSupportPack
仮想環境上のゲストOSをまとめてサポートするサービスです。複数バージョンOSの混在環境に対応し、ゲストOS数に応じてディスカウントとなる価格体系になっております。
ライセンス販売形態の違いによるサポート契約の差異について
お客様が購入するライセンスの販売形態に関係なく、前述の前提条件を満たす場合は、PP・サポートサービスを提供いたします。
その際、サービス内容の違いはありません。
ただし、サポートサービスの型番や料金は、OSを手配する商流によって変わります。具体的には以下の2種類に分かれます。
- 標準(サーババンドルOSまたはUL型番製品)
- NEC販売品ボリュームライセンス(TP型番品、他社仕入品)
※以前はSI仕入品(TP型番品)と他社仕入用(他の流通会社から購入したライセンス)とでサポート契約が分かれていましたが、現在は共通化しています。なお当時の契約を継続するに際し、共通化された契約への変更は必要ありません(既存契約のまま継続可能です)。