■障害内容
繰り返しアイテムが設計されているxml形式の様式ファイルを使用し、 単一プロセス(Java VM)で多数明細を出力した場合、繰り返し行数の制御で誤動作が発生し、一明細ごとに改ページして出力されてしまう問題が発生します。
■発生条件
以下の条件を満たすことにより、発生する可能性があります。
<条件>
SVFX-Designerで作成したxml形式の様式ファイルを使用している。
繰り返しアイテムが設計されている。
SVF関連のサーバーを長期間、連続稼動させている。
※期間や連続稼働時間については帳票の出力量に依存します。
■事象認識方法
全ての帳票において、設計通りの繰り返し行数で出力されているかどうかを確認してください。
■対応方法
以下のいずれかの対策を実施してください。
(1)定期的にSVF関連プロセスの再起動を行う。
※Universal Connect/X を利用している場合は、下記が対象となります。
Ver8.2以前
[Windows版] SVF Java PRODUCT WEB Server Service
[UNIX/Linux版] $FIT_PRODUCTS_BASE/bin/SimpleHttpd
Ver9.0
[Windows版] UCX Server Service
[UNIX/Linux版] $FIT_PRODUCTS_BASE/bin/UCXServer
※SVF Connect for Java APIなどのコネクト製品から実行している場合には「待ち受けサーバー(SvfrServer)」が対象となります。
※アプリケーションサーバーから直接APIを実行している場合には「アプリケーションサーバー」が対象となります。
(2)修正パッチを適用する。
バージョン(SVF 7.x系/SVF 8.x系/SVF 9.0)ごとに、修正モジュールを提供しています。
なお、SVF8.2.17以降、SVF9.0.4.1以降のパッチには本件の修正が含まれておりますので、適用の必要はございません。
修正モジュールの適用については保守窓口までお問い合わせください。