概要
このコンテンツでは、Windows版SVF製品が利用するJava実行環境を入れ替える手順を示します。
ここでは、Ver9.0以降での手順を示しています。Ver8.2以前の手順は関連コンテンツをご覧ください。
Java実行環境の入れ替えが必要になるケース
SVF製品に同梱されているJavaが古く、Oracle社のサポート対象となっているバージョンに入れ替える場合や、Java自身が持つ脆弱性への対応の目的で入れ替えが必要な場合もあります。
Java実行環境入れ替え手順
ここでは、SVF Ver9.1に同梱されているJava SE 6 update 26を、Java SE 7 update 17に入れ替える場合を例として説明します。
Javaのバージョンやインストールパスは実際の環境に合わせて読み替えてください。
Javaの入手・インストール
Oracle社のページから、Java SE 7のJDKを入手し、インストールしてください。
実行環境の入れ替えが終わったら、アンインストールしても問題はありません。
※ 最新バージョンのJavaを利用することを推奨します。
入れ替えに利用するのは、JDKの開発ツールに同梱されているJREです。JREではなく、JDKをダウンロードしてください。
Java実行環境の入れ替え
(1) SVFサービスの停止
下記のサービスを停止します。
RDEの場合
- SVFWebService
- SVF Print Spooler Service
- ReportDirectorEnterpriseServer
- ReportDirectorSpoolBalancer
- ReportDirectorSvfServer
- UCX Server Service(利用している場合)
- PostgreSQL Service
※ PostgreSQL Serviceは、ReportDirectorEnterpriseServer、ReportDirectorSpoolBalancer の後に停止させてください。
SVF実行部製品、SVFX-Designerの場合
- SVFWebService
- SVF Print Spooler Service
- UCX Server Service(利用している場合)
(2) バージョンアップ前のJava実行環境をバックアップ
%FIT_PRODUCTS_BASE%\JRE\
配下のファイル一式をSVFとは関連のない別フォルダに移動させ、
バックアップしてください。
(3) バージョンアップ後のJava実行環境をコピー
事前にインストールしたJava関連のファイル群を、%FIT_PRODUCTS_BASE%\JRE
配下にコピーしてください。
コピー対象のJava関連ファイル群は、下記のパスにあります。
下記のパスにあるファイル、フォルダ群をそのままコピーしてください。
C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_17\jre\
※ OSがx86環境で、インストールフォルダがデフォルトの場合
(4) Java実行環境のバージョン確認
%FIT_PRODUCTS_BASE%\JRE\
配下のファイル一式が目的のバージョンの物件に入れ替わったかどうかを
確認します。
確認例(Java SE 7 update 17の例):
C:\SVFJP\JRE\bin>java.exe -version
java version "1.7.0_17"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_17-b02)
Java HotSpot(TM) Client VM (build 23.7-b01, mixed mode, sharing)
(5) SVFサービスの起動
下記のサービスを起動します。
RDEの場合
- SVFWebService
- SVF Print Spooler Service
- ReportDirectorEnterpriseServer
- ReportDirectorSpoolBalancer
- ReportDirectorSvfServer
- UCX Server Service(利用している場合)
- PostgreSQL Service
※ PostgreSQL Serviceは、ReportDirectorEnterpriseServer、ReportDirectorSpoolBalancer の前に起動させてください。
SVF実行部製品、SVFX-Designerの場合
- SVFWebService
- SVF Print Spooler Service
- UCX Server Service(利用している場合)
Java実行環境の切り戻し手順
(1) SVFサービスの停止
下記のサービスを停止します。
RDEの場合
- SVFWebService
- SVF Print Spooler Service
- ReportDirectorEnterpriseServer
- ReportDirectorSpoolBalancer
- ReportDirectorSvfServer
- UCX Server Service(利用している場合)
- PostgreSQL Service
※ PostgreSQL Serviceは、ReportDirectorEnterpriseServer、ReportDirectorSpoolBalancer の後に停止させてください。
SVF実行部製品、SVFX-Designerの場合
- SVFWebService
- SVF Print Spooler Service
- UCX Server Service(利用している場合)
(2) バージョンアップ後のJava実行環境をバックアップ
%FIT_PRODUCTS_BASE%\JRE\
配下のファイル一式をSVFとは関連のない別フォルダに移動させ、
バックアップしてください。
(3) バージョンアップ前へのJava実行環境の復元
「Java実行環境の入れ替え」の(2)でバックアップしたファイル群を、%FIT_PRODUCTS_BASE%\JRE
配下にコピーしてください。
(4) Java実行環境のバージョン確認
%FIT_PRODUCTS_BASE%\JRE\
配下のファイル一式が目的のバージョンの物件に入れ替わったかどうかを
確認します。
確認例(Java SE 6 update 26の例):
C:\SVFJP\JRE\bin>java.exe -version
java version "1.6.0_26"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_26-b03)
Java HotSpot(TM) Client VM (build 20.1-b02, mixed mode)
(5) SVFサービスの起動
下記のサービスを起動します。
RDEの場合
- SVFWebService
- SVF Print Spooler Service
- ReportDirectorEnterpriseServer
- ReportDirectorSpoolBalancer
- ReportDirectorSvfServer
- UCX Server Service(利用している場合)
- PostgreSQL Service
※ PostgreSQL Serviceは、ReportDirectorEnterpriseServer、ReportDirectorSpoolBalancer の前に起動させてください。
SVF実行部製品、SVFX-Designerの場合
- SVFWebService
- SVF Print Spooler Service
- UCX Server Service(利用している場合)