下記の通り、.NET Framework 4、4.5の環境で、SimgaSystemCenterでHyper-V連携を行う場合、
メモリリークが発生する可能性があります。
対処を実施していない場合は、記載の対処方法を実施してください。
【現象】
SigmaSystemCenterでHyper-V連携を行った場合、SigmaSystemCenterのサービス
PVMServiceのメモリ使用量が徐々に増加します。
メモリ使用量の増加の速度は非常に遅いため、サービス起動後に直ちに
影響が発生することはありませんが、PVMServiceを数か月の間、
連続で起動し続けた場合、メモリ不足によるプロセス停止などの
問題が発生するおそれがあります。
【詳細説明】
SigmaSystemCenterは、Hyper-Vに対する制御および情報取得を
.NET Framework経由でWMI(Windows Management Instrumentation)を
使用して行っています。
上記において.NET Frameworkのバージョンが、4と4.5の場合、
メモリリークが発生する事がMicrosoft社より報告されています。
※以下の記載は.NET Framework 4.5のみの記載ですが
.NET Framework 4でも発生する事をMicrosoft社に確認済みです。
http://support.microsoft.com/kb/2862063/en-us
http://support.microsoft.com/kb/2862063/ja-jp
.NET Framework 4.5.1以降では、本問題に対応する修正が含まれています。
【対処方法】
以下のいずれかの方法を実施してください。
(1)Microsoft社のサイトから.NET Framework 4.5.1以降をダウンロードして、
.NET Frameworkをアップデートします。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=40773
(2)Microsoft社に問い合わせしてKB2862063に記載のHotFixを入手して適用を行います。
なおHotFixは.NET Framework 4.5用のみ提供されていますので、
.NET Framework 4.0の使用環境では、.NET Framework 4.5に
アップグレードを事前に行う必要があります。
(3).NET Framework 4.5.1以降へのアップデートやHotFixの適用を行うことが
できない場合は、SigmaSystemCenterのサービスであるPVMServiceを
定期的に再起動してください。
期間の目安としては使用環境にも依存しますが、
約1ヵ月と考えてください。