概要
NISMAIL の動作している環境にウイルス対策ソフトウェアを導入し、NISMAIL が使用する特定のフォルダをリアルタイムスキャン対象とするとアクセス競合が発生し、次の現象となる場合があります。
- NISMAIL の処理の遅延
- ジョブの異常終了
- NISMAIL の常駐プロセスのダウン
ウイルス対策ソフトウェアの例:McAfee Virus Scan、Windows Defender AV、等
(記載しているウイルス対策ソフトウェアは NISMAIL として推奨するものではございません)
詳細
NISMAIL では、動作中は常に特定のフォルダ配下のファイルをアクセスしております。
特定のフォルダがリアルタイムスキャン対象となっている場合は、スキャン実行時に NISMAIL からのファイルアクセスとウイルス対策ソフトウェアによるファイルチェックによりアクセス競合が発生する場合があります。
アクセス競合が発生すると、NISMAIL はファイルへのアクセスが不能となるため、処理の遅延や処理の異常終了等が発生致します。まれに NISMAIL のプロセスがダウンする場合もあります。
対策
特定フォルダ(及びその配下の全てのフォルダ・ファイル)をウイルス対策ソフトウェアのリアルタイムスキャン対象外としてください。
特定フォルダのデフォルト値は下記となります。ご使用環境に合わせて読み替えてください。
(NISMAIL/NT には x64対応製品・IPF対応製品を含みます。NISMAIL/Linux には x64版製品を含みます。)
- NISMAIL/NT(Version 6.0 以前)
C:\NISMAIL\files
- NISMAIL/NT(Version 7.0 以降)
C:\NISMAIL_01\files
- NISMAIL/AD(Windows)
C:\NISMAIL_01\files
- NISMAIL/Linux(全バージョン)
/home/NISMail/files
- NISMAIL/AD(Linux)
/home/NISMail/files