vSAN 6.6 以降でゲストOS内のデータ不整合を引き起こす可能性がある問題について、VMware社からのお知らせをご案内いたします。
■vSAN 6.6 以降に関する問題について
vSAN バージョン 6.6 以降で、ゲスト OS 内のデータの不整合として現れるvSAN ソフトウェアの不具合を特定しました。本件に関して、お客様環境で早急に実施していただく必要がある対応についてお知らせいたします。
■事象
- vSAN 6.6 (vSphere 6.5 EP2)
- vSAN 6.6.1 (vSphere 6.5 U1)
- vSAN 6.6.1 U2 (vSphere 6.5 U2)
- vSAN 6.7
の環境で特定条件と操作によって、ゲスト OS 内でデータの不整合が発生します。
以下の操作で問題が発生したケースが報告されています。
- vSAN が仮想マシンデータの可用性を維持するために vSAN オブジェクト/コンポーネントの再同期を開始している状況下である。
- vSAN 上の仮想マシンの VMDK サイズの「拡張」を実施する。
- vSAN で VMDK のサイズを増やした後、この「拡張」操作のための vSAN 再同期を実施する。
■回避策
- /VSAN/ClomEnableInplaceExpansion 構成オプションを直ちに無効にします。
※ 構成オプションの設定は適用するだけで、ホストの再起動は必要ありません。
詳細については、下記の VMware KB をご参照ください。
- Virtual Machines running on VMware vSAN 6.6 and later, report guest data consistency concerns following a disk extend operation (58715)
https://kb.vmware.com/kb/58715