概要
ログ収集ツールを導入し、NISMAIL が出力する動作ログファイルを収集対象とするとアクセス競合が発生し、NISMAIL の処理遅延を起こします。
詳細
NISMAIL ではログ出力時には共有 (他アプリケーションによる読み込み、書き込み) 禁止モードでファイルアクセスを行います。
ログ収集ツールが対象ファイルをリードオープンした状態で収集する仕様の場合は NISMAIL のログ出力処理が共有禁止モードでファイルオープンすることができず、ログファイルオープン待ちとなり処理遅延が発生します。
NISMAIL のログ出力処理は、他アプリケーションによりログファイルがアクセスされている場合にはアクセスできるようになるまで待ち合わせを行います。
対策
Version 8.0 Release 4.0 以前の NISMAIL を利用している場合にはログ収集ツールの対象から NISMAIL の動作ログを除外してください。
NISMAIL/NT(x64対応) Version 8.0 Release 5.0 を利用している場合には
NISMAILカスタマーサポートページから
NISMAIL機能強化モジュール申込書をダウンロードし申請を行ってください。詳細は NISMAILカスタマーサポートページの
テクニカルサポート情報 No.209 を参照してください。
(NISMAILカスタマーサポートページは NISMAIL開発元である NECソリューションイノベータ株式会社にて開設しているサポート加入者専用のサイトです。アクセスには専用のユーザID・パスワードが必要です。ユーザID・初期パスワードはご契約内容画面上で「ベンダID」欄をご確認ください。)
機能強化モジュールの適用によってリードオープンを許容するログファイルは以下となります。他のログファイル等はログ収集ツールの対象としないようにしてください。
- MSGLOG.yyyymmdd
- DTLOG1.yyyymmdd(V7 にて追加)
- DTLOG2.yyyymmdd(V7 にて追加)