[事象内容]
Windows版AssetSuiteエージェント停止時に特定のモジュール(UserDefInfo)が例外を発生して異常終了することがあります。事象発生時、イベントログに以下のエラーメッセージを出力します。
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ログの名前: Application
ソース: Application Error
イベント ID: 1000
タスクのカテゴリ: アプリケーション クラッシュ イベント
レベル: エラー
説明:
障害が発生しているアプリケーション名: UserDefInfo.exe、バージョン: 3.3.0.0、タイム スタンプ: 0x52647a39
障害が発生しているモジュール名: ntdll.dll、バージョン: 6.3.9600.18821、タイム スタンプ: 0x59ba8660
例外コード: 0xc0000005
障害が発生しているアプリケーション パス: C:\Program Files\NEC\UMF\OperationsCM\Agent\bin\UserDefInfo.exe
障害が発生しているモジュール パス: C:\windows\SYSTEM32\ntdll.dll
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メッセージ中のアプリケーションやモジュールのバージョンは製品バージョンに、パスは環境に依存します。
[発生条件]
マシン(OS)の停止・再起動、ログアウト、サービス停止などの契機でのエージェント停止の延長で発生することがあります。
[回避策]
本モジュールによりユーザ定義入力機能を提供していますが、本事象を発生しても機能動作自体への影響はありませんので、エラーメッセージを無視してください。
尚、本機能は端末利用者によるアンケート入力などに利用します。
[対処方法]
ユーザ定義入力機能を利用しない場合、以下の方法により本事象の発生を抑止することができます。
前提:本作業はエージェント端末上で実行いただく必要があります。本作業中はログオンを実行しないでください。
・<インストールフォルダ※>\Agent\sg\AsCommands\AgtStartup.iniをエディタで開きます。
・以下を変更し、ファイルを保存します。
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変更前
[Commands]
Command1=UserDefInfo.exe
Param1=/i
===
変更後(先頭に#を追加する)
#[Commands]
#Command1=UserDefInfo.exe
#Param1=/i
===
手順は以上です。本作業以降はログオンの延長で「UserDefInfo.exe」は実行されません。
※既定のインストールフォルダは『C:\Program Files\NEC\UMF\OperationsCM』(64bit環境では『C:\Program Files (x86)\NEC\UMF\OperationsCM』)です。