【現象】
WebSAM DeploymentManager リファレンスガイド 注意事項、トラブルシューティング編に記載している「1.7. データベース移行手順」(Ver6.5では「1.6. データベース移行手順」)で使用するデータベース設定ツール(DPMDBIConfig.exe)により、別マシンのデータベースに変更した場合、Port.ini(※)で指定したデータベースに接続するポート番号(RemoteDBServer)の値が反映されず、既定値(TCP:26512)での接続となります。
事前にデータベース(SQL Server)に接続するポート番号を既定値から変更している場合は、以下のサービスが起動できない、または起動後に停止する問題が発生します。
- DeploymentManager API Service
- DeploymentManager Schedule Management
※ DeploymentManager が使用するポート番号はPort.iniを編集することで変更できます。
詳細はWebSAM DeploymentManager リファレンスガイド 注意事項、トラブルシューティング編 の
「1.6. DPM で使用するポート変更手順」(Ver6.5では「1.5. DPM で使用するポート変更手順」)を
ご参照ください。
【対処方法】
別マシンのデータベースに移行する際にデータベースに接続するポート番号を変更する、
または既に変更を実施し、本障害が発生している環境の場合は「1.7. データベース移行手順」
(Ver6.5では「1.6. データベース移行手順」)を実施した後、以下の手順を実施して、データベースに
接続するポート番号を変更してください。
1. DeploymentManager で始まるサービスをすべて停止してください。
2. コマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを実行し、「ODBC データ ソース
アドミニストレーター」を起動してください。
%WINDIR%\SysWOW64\odbcad32.exe
3. 「システム DSN」タブを選択後、システムデータソースの一覧から「DPM」を選択し、
「構成」ボタンをクリックしてください。
4. 「接続する SQL Server を選択してください。」の「サーバー」でデータベース
サーバを選択し、「IPアドレス,ポート\Instance」のポート部分を、接続に使用
しているポート番号に変更(※)し、「完了」ボタンをクリックしてください。
※ IPアドレスが"192.168.10.0"、
データベースに接続するポート番号が"5000"、
DPMのデータベースのインスタンス名が"DPMDBI"の場合は以下となります。
192.168.10.0,5000\DPMDBI
5. 1.で停止したサービスを起動してください。