Arcserve RHAのリワインド機能を使用することで、複製先サーバのデータを任意の時点まで巻き戻し、データを誤って削除してしまった場合や論理障害等でデータが破損する前の状態に戻すことが可能です。
リワインド機能で戻せる時点はリワインドジャーナル(更新履歴)の保存期間(分)とリワインドジャーナルに割り当てられる最大ディスク容量(MB)に依存しますが、最大で最後に同期を実行した時点となります。
ただし、ホストメンテナンス機能(※)を使用してOS再起動を実施した場合、OS再起動前の状態にリワインドしようとするとリワインドが失敗する問題が確認されております。
※ホストメンテナンス機能はOS再起動後に必要となる同期をスキップしてレプリケーションからシナリオを
開始するための機能となります。
この問題により、仮にOS再起動後にファイルの破損やファイルの消失が確認された場合、問題がOS再起動後に発生したものであればリワインド機能にて問題発生前の状態に戻すことは可能ですが、OS再起動前から発生していた問題となる場合はリワインド機能にてOS再起動前の状態に戻すことはできないため、問題発生前の状態に戻すことはできません。
本事象については製品開発元であるArcserve社にて今後修正が予定されておりますが、修正時期は未定となります。
※進展がありましたら本ページに反映する予定です。
恐れ入りますが、リワインド機能を使用される場合は上記問題があることをご注意いただけますよう、お願いいたします。
本事象については製品開発元の下記公開情報でもご案内しておりますので、併せてご確認ください。
ホスト メンテナンスによるマスタ/レプリカ サーバ再起動前に作成されたブックマーク/リワインド ポイントにリワインドするとデータ破損が発生する