◎概要
InfoTrace Mark II V3.2.0以降の証跡ログおよびキッティングモードで問題を確認いたしました。
V3.2.0以降をご利用のお客様は以下の問題1・問題2の事象が発生する可能性があります。
そのため、特に問題1が発生しやすくなる Mark II Recorder V3.2.0 Patch1 (KBIT61134) 以降の適用は
お控えいただきますようお願いいたします。
V3.2.0より前のバージョンをご利用のお客様は、修正版のリリースまで問題が発生するバージョンへの
アップデート作業をお控えいただきますようお願いいたします。
◎問題1
●確認された事象
証跡ログ(Mark II Recorder)にて、次のレジストリキー以下が削除されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
このレジストリキーはグループポリシー設定管理に利用され、
例えばスタートメニューのカスタマイズなどをレジストリで行っている場合に
カスタマイズがリセットされます。
●発生条件
(対象環境)Mark II Recorder V3.2.0以降
・Mark II Recorder V3.2.0
⇒ Mark II Recorderアンインストール時
・Mark II Recorder V3.2.0 Patch1 (KBIT61134) 以降
⇒ Windowsログイン/ログアウト時
●対策
修正版を Mark II Recorder V3.2.3 として2022年7月上旬提供予定です。
なお、回避策はございませんので、修正版リリースまでアップデートは
お控え下さい。
◎問題2
●確認された事象
「キッティングを有効にする」を有効にしたインストーラーを利用して、
ディスクイメージを端末に展開すると、
端末を一意に識別する端末管理ID(TMID)が重複します。
その結果、Mark II Server上で複数の端末が1台の端末として扱われ、
端末を管理できなくなります。
●発生条件
(対象環境)Mark II Updater V3.2.0以降
以下2つの条件を満たしたインストーラーでMark II Clientを新規インストールした場合
・「キッティングを有効にする」が有効
・「端末管理IDをホスト名(FQDN)より生成する」が無効
●対策
修正版を Mark II Updater V3.2.2 として2022年7月上旬提供予定です。
また、本事象は「端末管理IDをホスト名(FQDN)より生成する」を有効にする
ことで回避できます。
同設定が有効だと、キッティングが有効でも、FQDNが端末ごとに異なる限り、
端末管理IDは重複しません。
回避策の実施が難しい場合は、修正版リリースまでアップデートはお控え下さい。