<障害内容>
HCS ConsoleのインストーラからDPMサーバのインストール中に
OS再起動要求が発生する場合があり、再起動を実行するとSSCインストーラが
実行され、インストールを進めるとSSCコンポーネントがインストールされます。
<インストール時にOS再起動要求が発生した場合の対処方法>
HCS Consoleのインストール中に、下記メッセージが表示された場合は、
「いいえ」を選択し、手動でサーバの再起動を実行してください。
サーバの再起動後にHCS Consoleのインストールを再実行してください。
・メッセージ内容
「DPMサーバがインストールしたSQL Server Expressの設定を有効にする
には、システムを再起動する必要があります。
すぐに再起動する場合は [はい] をクリックしてください。
システム再起動後、インストーラが自動実行されます。
後で手動で再起動する場合は [いいえ] をクリックしてください。」
<対象バージョン>
対象バージョンは下記の通りです。
・HCS Console 3.0.0
・HCS Console 3.0.2
・HCS Console 3.0.3
・HCS Console 3.0.4
・HCS Console 3.0.5
・HCS Console 3.0.6(Version: 3.0-36xxx nechcs console 3.0.6)
※HCS Console 3.0.5に HCSC300-0006 パッチを適用した環境
<本障害によりSSCがインストールされているか確認する方法>
既にインストールが完了している環境で、本障害によりSSCがインストール
されているかを確認する場合は、以下の手順でご確認をお願いいたします。
A. 新規インストールの場合
WebブラウザでHCS ConsoleのURL(http://ホスト/nechcs/)にアクセスし、
ログイン画面で UserName、および Password に「admin」を入力すると
下記メッセージが表示されます。
「ライセンスが入っていないか、表示する権限がありません」
上記状態となった場合、SigmaSystemCenterがインストールされている
可能性があります。
HCS Consoleではなく、SigmaSystemCenterがインストールされた場合、
SigmaSystemCenterのアンインストーラが登録されます。
「コントロールパネル」>「プログラムと機能」を開き、下記の
状態であればSigmaSystemCenterがインストールされています。
・「SigmaSystemCenter 3.9」が存在する
・「NEC Hyper Converged System Console 3.0」が存在しない
B. HCS Console 1.0, HCS Console 2.0からのアップグレードインストールの場合
HCS Consoleではなく、SigmaSystemCenterがインストールされた場合、
SigmaSystemCenterのアンインストーラが登録されます。
「コントロールパネル」>「プログラムと機能」を開き、下記の状態であれば
SigmaSystemCenterがインストールされています。
・「SigmaSystemCenter 3.9」が存在する
・「NEC Hyper Converged System Console 3.0」が存在しない
※意図的にHCS ConsoleからSSCにアップグレードした場合も上記と同様の状態となります。
<本障害によりSSCがインストールされた場合の対処方法>
本障害によりSSCがインストールされたことが確認できた場合は、
下記の手順で対処をお願いいたします。
A. 新規インストールの場合
下記の手順でSigmaSystemCenterとHCS Consoleの関連コンポーネントを削除いただき、
HCS Consoleの再インストールをお願いいたします。
1. SigmaSystemCenterコンポーネントの削除
コントロールパネル - プログラムのアンインストール を開き、「SigmaSystemCenter 3.9」を
実行し、下記の内インストールされているコンポーネントがあれば、選択して
アンインストールを実行します。
※インストールされていないコンポーネントは選択できません。
・SystemProvisioning 6.9
・SystemMonitor性能監視 5.13
・DPMサーバ 6.9 ※別途単体でインストールされていた場合は選択しないでください。
・ESMPRO/ServerManager 6.44 ※別途単体でインストールされていた場合は選択しないでください。
アンインストールの完了後にサーバを再起動してください。
2. Microsoft SQL Server 2019 (64ビット)の削除
「コントロールパネル」>「プログラムと機能」を開いて下記の表示が無ければ対応不要です。
・Microsoft SQL Server 2019 (64ビット)
下記を参照して SQL Server 2019 Express をアンインストールしてください。
https://jpn.nec.com/websam/sigmasystemcenter/download/3_9/InstallationGuide_39-1.pdf
WebSAM SigmaSystemCenter 3.9 インストレーションガイド
- 4.3.9. SQL Server 2019 Expressをアンインストールするには
※DPMサーバを別途単体でインストールされていた場合は、DPMサーバのデータベースの
インスタンス(既定値:DPMDBI)はアンインストールしないでください。
3. PostgreSQL 11の削除
「コントロールパネル」>「プログラムと機能」を開いて下記の表示が無ければ対応不要です。
・PostgreSQL 11
下記を参照して PostgreSQL 11 をアンインストールしてください。
https://jpn.nec.com/websam/sigmasystemcenter/download/3_9/InstallationGuide_39-1.pdf
WebSAM SigmaSystemCenter 3.9 インストレーションガイド
・付録A PostgreSQLのインストール/ アンインストール
- PostgreSQLのアンインストール
※アンインストール後に下記のdataフォルダを削除してください。
(アンインストール手順に記載されています)
PostgreSQLのインストールフォルダ\data フォルダ
※DPMサーバを別途単体でインストールされていた場合は、サポートにご連絡ください。
4. HCS Consoleの再インストール
下記のインストーラを実行して、再度HCS Console をインストールしてください。
・NEC HCS Console のインストールメディア\NecHcsSetup.exe
B. HCS Console 1.0, HCS Console 2.0からのアップグレードインストールの場合
下記の手順でSigmaSystemCenterの関連コンポーネントを削除してください。
コントロールパネル - プログラムのアンインストール を開き、「SigmaSystemCenter 3.9」を
実行し、下記のコンポーネントがあれば、選択してアンインストールを実行します。
・ESMPRO/ServerManager 6.44 ※別途単体でインストールされていた場合は選択しないでください。
※インストールされていないコンポーネントは選択できません。