掲載日:2023年7月25日
更新日:2023年9月11日
日頃より、弊社 Express5800 シリーズをご愛顧いただき、厚く御礼申し上げます。
Express5800/R110k-1において、オンボードのRAIDコントローラーを使用しており、Agentless Management Service 2.51.2.0以前がインストールされている場合、SATA 光ディスク ドライブを用いたソフトウェアのインストールが失敗する事象が確認されております。
本事象について案内いたしますので、ご確認いただけますようお願いいたします。
- 対象装置
本体装置 | : | Express5800/R110k-1
※ オンボードRAIDコントローラー使用 |
OS | : | Windows Server 2019 Standard
Windows Server 2019 Datacenter
Windows Server 2022 Standard
Windows Server 2022 Datacenter |
サービス | : | Agentless Management Service 2.51.2.0以前
Windowsの「プログラムと機能」からバージョンを確認できます。 |
- 事象内容
対象装置にて、SATAの光ディスク ドライブのCD媒体もしくはDVD媒体からソフトウェアをインストールした際にソフトウェアのインストールがエラーとなり、失敗する場合があります。
PowerChute Business EditionのインストールがCRCエラーにて失敗する事例が報告されておりますが、その他のソフトウェアのインストール等でも類似した現象が発生する可能性があります。
- 対処方法
オンボードのRAID環境にてSATA 光ディスク ドライブを使用してソフトウェアのインストールなどを実施する場合は以下を参考にしてAgentless Management Serviceを一時的に停止してください。
※ | 一度、ソフトウェアのインストールに失敗している場合は、システムの再起動後、
以下の手順を実施してください。 |
(1) | コンピューターの管理」を起動します。 |
(2) | 「サービスとアプリケーション」を開きます。 |
(3) | 「サービス」の「Agentless Management Service」を右クリックし「停止」を実行します。
※ Agentless Management Serviceが存在しない場合は、対処は不要です。 |
(4) | 光ディスク ドライブを使用します。 |
(5) | 光ディスク ドライブの使用が完了したら、「サービス」の「Agentless Management Service」を
右クリックし「開始」を実行します。 |
USB 光ディスク ドライブでは本現象は発生しませんのでUSB 光ディスク ドライブをお持ちの場合はUSB 光ディスク ドライブを使用してください。
なお、本事象については、下記のStarter Packに含まれておりますAgentless Management Service
2.51.4.1で対策しております。
Starter Packの適用手順をご確認いただき、ファームウェアのアップデートと「Standard Program
Packageの適用」をお願いいたします。
Express5800シリーズ Starter Pack Version S8.10-010.08
https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=9010110880