公開日：2023年11月30日
更新日：2023年12月26日
日頃より、弊社 Express5800 シリーズをご愛顧いただき、厚く御礼申し上げます。
以下の対象装置において、「速度とデュプレックス」をオートネゴシエーション以外に設定してもオートネゴシエーションで動作する事象が確認されております。
本事象について案内いたしますので、ご確認いただけますようお願いいたします。
1. 対象装置
| 本体装置 | : | Express5800/R110j-1M |
| Express5800/R110k-1 |
| Express5800/R110k-1M |
| Express5800/R120h-1E |
| Express5800/R120h-2E |
| Express5800/R120h-1M |
| Express5800/R120h-2M |
| Express5800/R120i-1M |
| Express5800/R120i-2M |
| Express5800/R120j-1M |
| Express5800/R120j-2M |
| Express5800/T110k |
| Express5800/T110k-M |
| Express5800/T110k-S |
| Express5800/T120h |
| iStorage NS100Tk(2022) |
| iStorage NS500Rk |
| LANコントローラー | : | N8104-172 1000BASE-T 接続LOMカード(4ch) |
| N8104-180 1000BASE-T 接続ボード(2ch) |
| N8104-181 1000BASE-T 接続ボード(4ch) |
| N8104-201 1000BASE-T 接続ボード(1ch) |
| N8104-202 1000BASE-T 接続ボード(2ch) |
| N8104-203 1000BASE-T 接続ボード(4ch) |
| N8104-206 1000BASE-T 接続LOMカード(4ch) |
| N8104-209 1000BASE-T 接続ボード(4ch) |
| Express5800/T110k、Express5800/T110k-S の標準アダプター |
| iStorage NS100Tk(2022) の標準アダプター |
| OS | : | Windows Server 2022 Standard |
| Windows Server 2022 Datacenter |
| Windows Server IoT 2022 for Storage Workgroup Edition |
| Windows Server IoT 2022 for Storage Standard |
2. 事象内容
対象装置にて、LANコントローラーの「速度とデュプレックス」をオートネゴシエーション以外に設定してもオートネゴシエーションで動作します。
例として、LANコントローラーの「速度とデュプレックス」を100Mbps 全二重に設定し、接続先のスイッチについても同様に100Mbps 全二重で設定している環境では本来、100Mbps 全二重でリンクアップするべきですが、100Mbps 半二重でリンクアップしてしまいます。
以下の手順で回避してください。
①各LANコントローラーに設定したIPアドレスの情報を控えます。
|
対象のLANコントローラーでNICチーミングを構築している場合は、NICチーミングの解除が必要です。
NICチーミングに設定したIPアドレスの情報を控えた後、NICチーミングを解除してください。
|
②LANドライバーの再インストール
- ［デバイスマネージャー］を起動します。
- ［ネットワークアダプター］を展開し、以下のネットワークアダプターを右クリックして、［デバイスのアンインストール］を選択します。
-HPE Ethernet 1Gb 4-port 366FLR Adapter
-HPE Ethernet 1Gb 2-port 361T Adapter
-HPE Ethernet 1Gb 4-port 366T Adapter
-Intel(R) Ethernet Network Adapter I350-T4 for OCP NIC 3.0
-Intel(R) Ethernet Server Adapter I350-T4
-Intel(R) Ethernet Server Adapter I350-T2
-Intel(R) I210 Gigabit Network Connection
-Intel(R) Ethernet Server Adapter I210-T1
※末尾に＃XX(Xは数字)が付くアダプターも対象です。
- ［このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します] が表示されたときは、チェックを外してください。
- ［アンインストール］を選択します。
- 全ての対象アダプターに対して、手順2 ～ 手順4 を実行してください。
- ［操作］から［ハードウェア変更のスキャン］を選択します。
LANドライバーが再インストールされます。
- ［ネットワークアダプター］に再度対象のアダプターが表示されることを確認してください。
③「速度とデュプレックス」の再設定
|
LANドライバーの再インストールにより、「速度とデュプレックス」が初期値のオートネゴシエーションに戻るため、元の設定に戻すようにお願い致します。
|
④IPアドレスの設定
|
手順①で控えたIPアドレスを再設定します。
対象のLANコントローラーでNICチーミングを構築していた場合は、NICチーミングを再構築後にNICチーミングにIPアドレスを再設定します。
|