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技術情報

Express5800シリーズにおいてオンボードRAIDコントローラー(Intel VROC)使用時にRAID10でリビルドが開始されない事象について

公開日:2024年4月26日


日頃より、弊社 Express5800シリーズをご愛顧いただき、厚く御礼申し上げます。
以下の本体装置において、オンボードのRAIDコントローラーを使用しており、RAID10で2台同時にリビルドを行った際に2台目のリビルドが開始されない事象が確認されております。

本事象について案内いたしますので、ご確認いただけますようお願いいたします。

  1. 対象装置
  2. 本体装置:Express5800/R110k-1
    Express5800/R110k-1M
    Express5800/R110m-1
    Express5800/T110m
    Express5800/T110m-S
    Express5800/T110k-M
    ※ オンボードRAIDコントローラー(Intel VROC)使用

    OS:Windows Server 2019 Standard
    Windows Server 2019 Datacenter
    Windows Server 2022 Standard
    Windows Server 2022 Datacenter

  3. 事象内容
  4. オンボードRAIDコントローラー(Intel VROC)でRAID10を使用しているとき、2台同時にリビルドを行った際に、以下のイベントが登録され2台目のリビルドが開始されない。
    なお、本事象はRAID10のみで発生します。

    ソース:iaStorEもしくはiaStorBもしくはiaStorT
    イベントID:4108
    レベル:情報
    説明:Disk XXXXXXXXXX is offline array member.
    ※XXXXXXXXXXにはディスクのシリアル番号が入ります。

  5. 対処方法
  6. RAID10で2台のディスクのリビルドを行いたい場合は、2台同時にディスクを交換せず1台目のリビルドが完了した後に2台目のディスクを交換し、リビルドを開始してください。

    2台同時にディスク交換した後、2台目のリビルドが開始されない場合は、以下の手順で回避してください。
    1)Intel VROC GUIを起動します。
    2)「プラットフォームドライブ」のメニューからオフラインとなっているディスクを選択し、
    「メタデータをクリア」を実行します。
    3)「スペアとしてマーク」を実行します。
    対象のディスクはホットスペアとなり、1台目のリビルド完了後、リビルドが実行されます。

製品名カテゴリ

R110k-1
T110m-S
T110m
T110mバリューモデル
R110k-1M
T110k-M
R110m-1

  • コンテンツID: 3140109596
  • 公開日: 2024年04月26日
  • 最終更新日:2024年04月26日

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