本ページでは、Express5800シリーズ/NX7700xシリーズにおける Windows Server 2025 Hyper-V のサポートについて情報公開しています。お使いのモデルに関する情報をよくご確認の上、ご使用ください。
Windows Server 2025のサポートについては、
こちらをご確認ください。
サポート対象モデル
Express5800シリーズでは、下記のモデルで Windows Server 2025 Hyper-V をサポートします。
カテゴリ |
モデル |
ラックサーバ |
R110m-1, R110m-1(2nd-Gen), R110j-1M
R110k-1M, R110k-1M(2nd-Gen)
R120h-1E(3rd-Gen), R120h-2E(3rd-Gen)
R120h-1M(3rd-Gen), R120h-2M(3rd-Gen)
R120i-1M, R120i-2M, R120j-1M, R120j-2M
R120j-1M(2nd-Gen), R120j-2M(2nd-Gen)
R120k-1M, R120k-2M
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タワーサーバ |
T110m, T110m(2nd-Gen)
T110m-S, T110m-S(2nd-Gen)
T110k-M, T110k-M(2nd-Gen)
T120h(3rd-Gen)
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NX7700xシリーズでは、下記のモデルで Windows Server 2025 Hyper-V をサポートします。
モデル |
A7010E-2, A7010E-2c, A7012M-2
A7010E-2(2nd-Gen), A7010E-2c(2nd-Gen), A7012M-2(2nd-Gen)
|
動作対象のゲストOS
Express5800シリーズ/NX7700xシリーズでは、ゲストOSとして以下の OS を動作対象とします。
ゲストOSの保守サポートについては、
サポートサービスをご確認ください。
Express5800シリーズ/NX7700xシリーズで Windows Server 2025 Hyper-Vを使用する場合は、ゲストOSに
「統合サービス」を必ずインストールしてください(統合サービスとは、Hyper-V 環境において性能面・操作性向上を図るための追加コンポーネントです)。
Red Hat Enterprise Linuxの利用については、
こちらをご確認ください。
OS |
Edition |
Windows Server 2025 (x64) |
Standard / Datacenter |
Windows Server 2022 (x64) |
Standard / Datacenter |
Windows Server 2019 (x64) |
Standard / Datacenter |
Windows Server 2016 (x64) |
Standard / Datacenter |
Windows Server 2012 R2 (x64) |
Standard / Datacenter |
Windows Server 2012 (x64) |
Standard / Datacenter |
Windows 11 23H2/24H2 (x64) |
Pro |
Windows 10 22H2(x64) |
Pro |
サポートサービス
- Express5800シリーズ/NX7700xシリーズの Windows Server 2025 Hyper-V環境におけるホストOS の保守サポートにつきましては、Windows Server 2025の「PP・サポートサービス」のご契約が必要になります。
- Hyper-V 上のゲストOSの保守サポートにつきましては、ゲストOSごとに「PP・サポートサービス」のご契約が必要になります。
- Hyper-V上のゲストOSのサポート期間は、物理環境と同様にMicrosoft社の定める各OSのサポートライフサイクルに従います。
インストール手順
Hyper-Vのインストール手順
Hyper-Vのインストールは、以下の手順書に従って実施してください。
注意・制限事項
Hyper-V で出力される可能性のあるイベントログについて
Hyper-V をご利用いただく際に、出力される可能性のあるエラー・警告レベルのイベントログの対処につきましては、以下をご参照ください。
SR-IOV(Single Root I/O Virtualization)機能について
Express5800シリーズ/NX7700xシリーズでは、現時点ではSR-IOV機能に対応しておりません。
仮想マシンの新規作成ウィザードで第2世代選択時に第1世代のインストールオプションが表示される事象について
仮想マシンの新規作成ウィザードの「世代の指定」画面で「第2世代」を選択しても、第1世代のインストールオプション画面が表示されることがあります。
第2世代の仮想マシンを作成する場合は、インストールオプションに「物理 CD/DVDドライブ」や「仮想フロッピーディスク」を選択しないでください。
第二世代の仮想マシンを使用する際の制限事項
第二世代の仮想マシンにWindows Server 2012をインストールする場合、以下の問題が発生します。
- ゲストOSのインストールが完了するまで物理キーボードを使用できない。
- Windows 回復環境(Windows RE)で物理キーボードを使用できない。
【回避策】
ゲストOSのインストール時にプロダクトキーの入力が必要な場合は、以下の手順で回避してください。
プロダクトキー入力時:プロダクトキーの入力ボックス右側のキーボードアイコンをクリックし、ソフトウェアキーボードから入力してください。
パーティションサイズ入力時:サイズの入力ボックス右側の上下矢印ボタンでサイズを調整してください。
Windows 回復環境(Windows RE)を使用している時の回避策はありません。
ゲストOSでSysprepを実行する際の注意事項
ゲストOSで統合サービスを適用後にSysprepを実行すると、以下の問題が発生する可能性があります。
問題:下記のゲストOSにおいて、ゲストOSが起動不可となる
- 第一世代の仮想マシン上のWindows Server 2012
- 第二世代の仮想マシン上のWindows Server 2012
【回避策】
上記のゲストOS上でSysprepを実行する場合は、以下のいずれかの回避策を実行してください。
- Sysprep 実行前にゲストOSにKB2779768を適用する
- Sysprep 実行前にゲストOSにKB2822241を適用する
- Sysprep 実行時に /mode:VM オプションを使用する
ゲストOSのライセンス認証について
Express5800シリーズ/NX7700xシリーズで提供しているOS媒体(バックアップCD-ROM/DVD-ROM)でゲストOSをインストールする際、Windowsのライセンス認証(プロダクトキーの置換)が必要になります。以下の各OSの手順書に従い手続きを行ってください。
(注)下記以外のOS媒体(バックアップCD-ROM/DVD-ROM)は、ゲストOSに使用することはできません。
関連情報
NECのWindows Server 2025に対する取り組み等については、
こちらをご覧ください。