ftサーバLinuxモデルでは、ft制御ソフトウェアやカーネル等、一部のパッケージについてはアップデート不可(禁止)となっているものがあります。(アップデート不可のパッケージは、使用されている装置やOSのバージョンによって異なります。「
アップデート不可パッケージについて」で装置毎の情報をご確認いただけます。)
これらのパッケージを個別にアップデートすると、その後の二重化監視動作が正常に動作できなくなり、復旧が困難な状況になってしまうため、絶対にアップデートしないでください。アップデートを行った場合は、OSから環境の再構築を行う必要があります。
yumコマンドなどを使用してパッケージをアップデート(削除も含む)しようとした際には、パッケージ間の依存関係により、他のパッケージも同時にアップデートする必要がある場合があります。アップデートの対象となるパッケージの中に、アップデート不可のパッケージが一つも含まれていないことをご確認のうえ、アップデートを行ってください。一つでも含まれている場合は、アップデートを行わないでください。
アップデートを行う必要がある場合は、OS及びft制御ソフトウェアも含めたアップデートをご検討ください。
【パッケージを削除する場合の例】
下記は、パッケージを削除しようとした場合の出力例です。
(出力例は、情報の一部のみを抜粋して記載しています。出力内容は、環境により異なります。)
この例の場合は、削除対象となるパッケージの中にアップデート不可のパッケージ(ft-osm、ft-tools、perl-*等)が含まれていますので、'N' または 'n' を入力してキャンセルしてください。
# yum remove openssl
依存関係が解決しました。
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パッケージ Arch バージョン リポジトリー サイズ
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削除中:
openssl x86_64 1:1.1.1k-9.el8_7 @anaconda 1.1 M
依存関係パッケージの削除:
cockpit x86_64 286.1-1.el8 @anaconda 59 k
ft-osm x86_64 12.2.8.0-7 @DVD-Stratus 1.4 M
ft-tools x86_64 12.2.8.0-7 @DVD-Stratus 2.0 M
openssl-pkcs11 x86_64 0.4.10-3.el8 @anaconda 199 k
perl-DateTime x86_64 2:1.50-1.el8 @DVD-Stratus-DEPS 366 k
perl-RPC-XML noarch 0.80-14.el8 @DVD-Stratus-DEPS 619 k
(※ 出力内容の一部を省略しています。)
perl-Ref-Util noarch 0.203-4.el8 @DVD-Stratus-DEPS 32 k
perl-XML-Parser x86_64 2.44-11.el8 @DVD-Stratus-DEPS 628 k
perl-XML-SAX noarch 1.00-1.el8 @DVD-Stratus-DEPS 121 k
xmlrpc-c x86_64 1.51.0-8.el8 @anaconda 593 k
xmlrpc-c-client x86_64 1.51.0-8.el8 @anaconda 57 k
トランザクションの概要
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削除 63 パッケージ
解放された容量: 43 M
これでよろしいですか? [y/N]: