2026年7月2日
平素より当社製品をご利用いただき誠にありがとうございます。
このたび、一部のNX7700xシリーズにおいて、Broadcom製10G/25G LANコントローラーを
ご利用時に特定の条件下でSTOPエラーが発生することが確認されました。
停止コード :DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL (0xD1)
失敗した内容:bnxtnd.sys
以下に本事象ならびに対処方法をご案内いたします。
1. 対象環境
[対象装置]
NX7700x/A6010E-2
NX7700x/A7010E-2c, A7010E-2c (2nd-Gen)
NX7700x/A7010E-2, A7010E-2 (2nd-Gen)
NX7700x/A7012M-2, A7012M-2 (2nd-Gen)
NX7700x/A8010E-2c
NX7700x/A8010E-2
NX7700x/A8012M-2
[LANコントローラー]
NE3304-217 10GBASE-T 接続LOMカード(2ch)
NE3304-217L 10GBASE-T 接続LOMカード(2ch) 長期保守対応モデル
NE3304-219 10GBASE-T 接続ボード(2ch)
NE3304-219L 10GBASE-T 接続ボード(2ch) 長期保守対応モデル
NE3304-223 10/25GBASE 接続LOMカード(SFP+ 2ch)
NE3304-223L 10/25GBASE 接続LOMカード(SFP+ 2ch) 長期保守対応モデル
NE3304-225 10/25GBASE 接続基本ボード(SFP28/2ch)
NE3304-225L 10/25GBASE 接続基本ボード(SFP28/2ch) 長期保守対応モデル
[OS]
Windows Server 2022 Standard
Windows Server 2022 Datacenter
Windows Server 2025 Standard
Windows Server 2025 Datacenter
[発生条件]
・QUICプロトコルでの通信を実施した場合
・LANドライバー(bnxtnd.sys)のバージョンが235.1.122.0以下である場合
LANドライバー(bnxtnd.sys)のバージョンは、以下の手順で確認してください。
(1)管理者権限でサインインします。
(2)「エクスプローラー」を起動します。
(3)「C:\Windows\System32\drivers」フォルダを開き、bnxtnd.sysを右クリック
します。
(4)メニューから「プロパティ」を選択します。
(5)「詳細」タブを選択します。
(6)「ファイル バージョン」の値を確認します。
(7)「OK」をクリックします。
2. 事象内容
対象装置およびLANコントローラーを使用した環境において、
QUIC(※)プロトコルで通信を行った際にSTOPエラーが発生する場合があります。
具体的にはActiveImage ProtectorとActiphy ImageCenterを使用して
バックアップを行った際にQUICプロトコルで通信が行われ、
本事象が高確率で発生した事例が報告されております。
※QUICはUDPをベースとした通信プロトコルです。
3. 対処方法
LANドライバーのパラメーターを変更することで、本事象を回避できます。
以下の手順で、デバイスマネージャーからLANドライバーのパラメーターを変更して
ください。
(1)管理者権限でサインインします。
(2)「デバイスマネージャー」を起動します。
(3)「ネットワークアダプター」を展開後、対象のLANコントローラーをダブルクリック
し、プロパティを表示します。
NE3304-217/NE3304-217L
Broadcom NetXtreme E-Series Dual-port 10GBASE-T Ethernet OCP 3.0 Adapter #xx
NE3304-219/NE3304-219L
Broadcom P210tep NetXtreme-E Dual-port 10GBASE-T Ethernet PCIe Adapter #xx
NE3304-223/NE3304-223L
Broadcom NetXtreme E-Series Dual-port 25Gb SFP28 Ethernet OCP 3.0 Adapter #xx
NE3304-225/NE3304-225L
Broadcom P225p NetXtreme-E Dual-port 10Gb/25Gb Ethernet PCIe Adapter #xx
※同一名のネットワークアダプターがある場合は、xxの箇所に識別の番号が割り
振られます。
(4)「詳細設定」タブを選択します。
(5)「プロパティ」から、以下設定の値を「Disabled」に変更します。
・UDP Segmentation Offload (IPv4)
・UDP Segmentation Offload (IPv6)
(6)「OK」をクリックします。
(7)システムを再起動します。
UDP Segmentation Offloadは、CPUで実施するネットワーク処理の一部をLANコントローラー
へオフロードする機能であるため、無効化することでCPU負荷が若干上昇する可能性が
ございますが、ネットワークパフォーマンスや運用システムへの影響はほとんどございません。
なお、本事象については、今後LANドライバーのアップデートで対処予定です。
正式な対処が決まり次第、本通知にてご案内いたします。