■現象
以下の条件で「更新パッケージのダウンロード」操作を行った場合に、
更新パッケージのダウンロード処理が失敗する場合があります。
・ESMPRO/ServerManager Ver5.73を利用している。
・更新パッケージ配布サーバまでのネットワーク回線が混雑している。
ダウンロード処理に失敗した場合は、
「リポジトリの更新に失敗しました。(リポジトリの処理中に不明なエラーが発生しました。)」
のメッセージがアプリケーションログに表示されます。
■原因
ESMPRO/ServerManagerが設定したタイムアウト時間以内に
更新パッケージ配布サーバからの応答が得られなかった場合、
ESMPRO/ServerManagerはダウンロード処理を中断してしまうため。
■回避手順
以下の手順に従い、ExpressUpdate機能のダウンロードにおけるタイムアウト時間を
適宜変更してください。
なお、本タイムアウト時間の既定値は3600(ミリ秒)に設定されています。
[手順]
1. 管理者の権限を持つユーザでESMPRO/ServerManager が動作するサーバに
ログインします。
2. [コントロールパネル] - [管理ツール] - [サービス] を
クリックし、以下のサービスを停止します。
- ESMPRO/SM Web Container
- ESMPRO/SM Event Manager
- ESMPRO/SM Common Component
3. 以下の設定ファイルをテキストエディタで開きます。
expressUpdateSetting.properties
この設定ファイルは以下のフォルダに格納されています。
[WindowsOSの場合]
{ESMPRO/ServerManagerのインストール先}\ESMWEB\wbserver\webapps\esmpro\WEB-INF\classes
[LinuxOSの場合]
/opt/nec/es_manager/wbserver/webapps/esmpro/WEB-INF/classes
4. タイムアウト時間の変更を行います。
「EU_RM_DL_SOCKET_TIMEOUT」の値を、規定値より十分大きな値(ミリ秒)もしくは
タイムアウトなしに変更してください。
※タイムアウトなしに変更する場合は、0を設定してください。
---------------------------
EU_RM_DL_SOCKET_TIMEOUT=0
---------------------------
5. 設定ファイルを上書き保存してください。
6. [コントロールパネル] - [管理ツール] - [サービス] を
クリックし、以下のサービスを開始します。
- ESMPRO/SM Common Component
- ESMPRO/SM Event Manager
- ESMPRO/SM Web Container
7. ESMPRO/ServerManagerにログインし、再度「更新パッケージのダウンロード」操作を
行ってください。