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技術情報

【ftサーバ/Windows】Express5800/R320d, R320c ft制御ソフトウェア 強化内容履歴


Express5800/R320d, R320c (Windows) 向けの ft制御ソフトウェアでの【強化内容】の履歴情報です。
ft制御ソフトウェアのアップデート適用に際して参考としてください。
なお、最新のアップデートモジュールを入手するには、下記[関連情報]のリンクで、ダウンロードページを参照してください。(ダウンロードページは、各製品のご契約をお持ちの方のみ閲覧することができます。 )

Express5800/R320d, R320c (Windows) の ft制御ソフトウェア【強化内容】履歴

9.1.3331 での強化内容

  • マイクロソフト社からリリースされるセキュリティパッチ(2018年 1月以降のマンスリーロールアップ、および、一部のセキュリティのみの更新プログラム)に対応するためのアップデートです。
  • ディスクの再同期の進捗率について、RDR Utility での表示を従来の「4%」から「1%」刻みへ変更します。
  • ディスク障害において、該当ディスクから返却されるエラーコード(SCSIセンスキーなど)により、ディスクの切り離し等を行いますが、各処置に該当するエラーコードの見直し(最適化)を行いました。

9.1.2747 での強化内容

  • ft制御ソフトのバージョン 9.1.2353 以降で再同期(resync)処理の実行速度の見直し(処理時間の短縮)を行いましたが、ft制御ソフトのバージョンが 8.1.2148、または 8.1.2214でシステム構築した環境からバージョン 9.1.2557 にアップデートした場合、アップデート前の処理速度となっていたため、バージョン 9.1.2353以降の見直し後の処理速度となるように修正します。
  • ディスク障害において、該当ディスクから返却されるエラーコード(SCSIセンスキーなど)により、ディスクの切り離し等の意図した動作が行われない場合がある問題を修正します。
  • ディスクへのアクセスにおいてデータアンダーランエラーが発生したとき、STOPエラー(0x000000b8)が発生する場合がある問題を修正します。
  • 予期せぬシャットダウンの発生などによりパフォーマンスカウンタのレジストリ情報が破損し、ftサーバに必要なサービスの起動に失敗した場合、以下のイベントがアプリケーションログに記録されるよう機能追加します。

     種 類  :エラー
     ソース  :ftSysMad
     イベントID:11704
     説明   :Service xxx has stopped due to unexpected COM exception.
           Microsoft performance counter database may be corrupt.
           Please run lodctr /R to recover.
           (xxx は停止しているサービス名)

    上記イベントが出力された場合、コマンド(lodctr /R)を実行して、レジストリ情報を修復後、イベントログに記載のサービスを起動して復旧してください。ハードウェアの対処は必要ありません。
  • ディスク交換時に該当ディスクがどの位置に存在するか確認しやすいよう RDR Utility でディスクレイアウトを表示するように機能強化します。
    また、ディスク交換時に誤って Simplex状態のディスクを抜かないよう表示するように機能強化します。

9.1.2557 での強化内容

  • ft制御ソフトのバージョンが 9.1.2353 で、システム環境構築した場合に、シャットダウン時に[シャットダウン イベントの追跡ツール]が表示されない問題を修正します。
  • Windows Server 2008 R2モデル(ft制御ソフトのバージョンが 8.1.2148、8.1.2214、9.1.2353)で、内蔵ディスクの拡張パーティション上の論理ドライブが表示されず、アクセスできなくなることがある問題を修正します。
  • ダイナミックディスクを使用している環境において、collectログの採取に長時間(2時間以上)要する場合がある問題を修正します。
  • RDR機能により、ディスクの二重化設定を行った時に自動的にタスクスケジューラに登録されていたベリファイ処理(RDRディスクの整合性チェック)のタスク(1か月周期)に加えて、サーバを起動して12時間後にも自動実行されるベリファイ処理のタスクを自動的にタスクスケジューラに登録するように機能追加します。

9.1.2392 での強化内容

  • 再同期(Resync)処理およびベリファイ処理においてディスク障害を検出した場合、該当ディスクを切り離すかどうかの判断処理(閾値判定)に不具合があり、故障ディスクを切り離さず各処理を繰り返すことがあります。その際、システム負荷が高くなり、業務アプリケーションの継続利用ができなくなるような負荷の上昇を来たす可能性があるため、これを修正します。
  • ベリファイ処理中に RDR Utility より "Set As Active RDR Plex" を実行し、アクティブ RDR プレックスの設定を変更した場合、ベリファイ処理が異常終了する問題を修正します。

8.1.2214 での強化内容

  • OS を格納するディスクの全領域に C ドライブを作成している場合、C ドライブの終端をアクセスした際に、イベントログの [システム] に警告イベント(ソース:Disk、ID:51)が登録される問題を修正します。
  • ハードディスクに故障が発生した場合、まれにディスクの状態がオフライン/オンラインを繰り返すことにより故障ディスクを切り離すことができず、業務アプリケーションの継続利用ができなくなるような負荷の上昇を来たす可能性があるため、これを修正します。
  • ft制御ソフトの前バージョン(8.1.2148)で RDR(Rapid Disk Resync)機能によるディスクの同期処理の優先度が無効であったことを修正します。本アップデート(8.1.2214) 適用後、優先度の設定が有効になります。
    ft制御ソフトの前バージョン(8.1.2148)と同程度の処理時間でディスクの同期処理を行う必要がある場合は、以下の手順で優先度を"High"に設定してください。

    1. [スタート]-[すべてのプログラム]-[RDR]-[RDR Utility]をクリックし RDR Utility を起動する。
    2. 左フレームの[RDR Virtual Disk x] で右クリックし[Set Resync Priority]をクリックします。
      ( x:RDR により作成された仮想ディスクの番号)
    3. プルダウンメニューから優先度"High"を選択し[OK]をクリックします。
    4. [Set Resync Priority]ダイアログボックスで[OK]をクリックします。

ft制御ソフトウェアのバージョンの確認方法

ft制御ソフトウェア(ft Server Control Software)のバージョンは以下の手順で確認できます。

  1. 管理者(Administrator)権限のあるユーザでログオンします。
  2. スタートメニューから「コントロールパネル」にある「プログラムと機能」を開きます。
    [プログラムと機能]のアイコンが表示されていない場合は、[プログラム]を開いて、[プログラムと機能]をクリックしてください。
  3. プログラムの一覧の「ft Server Control Software」を選択して、製品バージョンの表示を確認します。

対象機器

Express5800/R320c-E4 (型番: N8800-173 / 186 / 191 / 197)
Express5800/R320c-M4 (型番: N8800-174)
Express5800/R320d-M4 (型番: N8800-185 / 187 / 192 / 198)

製品名カテゴリ

Windows Server 2008 R2 for ft (Express5800/R320c/R320d)
Windows Server 2012 for ft (Express5800/R320c/R320d)

対象製品

品名: Express5800/R320d-M4,R320c-E4,R320c-M4
対象OS: Windows Server 2008 R2 Enterprise
Windows Server 2012

関連情報

  • コンテンツID: 3140105691
  • 公開日: 2018年10月11日
  • 最終更新日:2019年06月28日

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