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技術情報

【ftサーバ/Windows】Windows Server 2016 OS起動時に発生する現象について

Windows Server 2016 の OS起動時に WMIアクセスが集中すると、下記のような現象が稀に発生する可能性があります。
 ・デスクトップ画面の一部のアイコンが表示されない
 ・Windowsのスタートボタンをクリックしたときに反応しない

万一現象が発生した場合は、デスクトップを選択した状態で、[Alt]+[F4]キーでサーバ再起動を選択して現象を復旧してください。

上記現象に関して、ftサーバにインストールされているソフトウェアとしては「ft制御ソフトウェア」と「ESMPRO/ServerAgent」がWMIアクセスを行っており、現象の発生要因になり得ます。
このため、OS起動時にWMIアクセスが集中しないように、ft制御ソフトウェアおよび ESMPRO/ServerAgent 関連の各サービスの既定の起動設定を以下のように変更しています。

ft制御ソフトウェア関連
 下記のサービスは、OS起動から5分後に自動的に開始されます。
 スタートアップの種類を変更しても、OSを再起動しますと「手動」に戻されます。
サービス表示名
スタートアップの種類
ftSys eService
手動
ftSys Maintenance and Diagnostics (MAD)
手動
ftSys RPC Provider
手動
ftSys SSN
手動
ftSys RAS
手動

ESMPRO/ServerAgent関連
 下記のサービスは、OS起動から10分後に自動的に開始されます。
 スタートアップの種類を変更しても、OSを再起動しますと「手動」に戻されます。
サービス表示名
スタートアップの種類
Alert Manager Main Service
手動
ESMBmcConfigMonitoring
手動
ESMCommonService
手動
ESMFSService
手動
ESMPS
手動
ESRAS Utility Service
手動
SNMP Service
手動

上記、遅延起動は、お客様業務への影響はありませんが各サービスが起動するまで下記事象が発生します。システム起動後、5~10分程待ってから実行してください。
 ・OS起動後、ftサーバが二重化するまで5分程必要です。
 ・OS起動後から5分程は、RDR Utility や ftサーバユーティリティで状態表示ができません。
 ・OS起動後から10分程は、ESMPRO/ServerManagerによる監視は、情報取得ができません。

上記の対策が行なわれた状態でセットアップされますが、万が一、OS起動時に冒頭記載のような事象が発生し、再起動後も再発するような場合は、メンテナンスガイド 1章「7.1 サーバの各種情報の採取」に記載の手順でログ情報(collectログ)を採取しPP・サポートサービスにてお問合せいただきますようお願いいたします。

製品名カテゴリ

Windows Server 2016 for ft (Express5800/R320f)

  • コンテンツID: 3140105968
  • 公開日: 2017年09月19日
  • 最終更新日:2021年10月01日

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