ESMPRO/ServerAgentServiceがメモリ領域を拡張する際の処理に問題があり、
ESMPRO/ServerManagerの [構成情報] - [ネットワーク] - 各インタフェース配下の
[一般情報] で表示される [タイプ] と [物理アドレス] が、"Unknown"と
表示される場合があります。
表示のみの影響であり、その他のESMPRO/ServerManagerの表示や、
ESMPRO/ServerAgentServiceの監視機能・通報機能に影響はありません。
条件
ネットワークインタフェースの数が10個以上ある環境で、
10番目、20番目(10x2)、40番目(20x2)、80番目(40x2)...番目の
インタフェースで事象が発生します。
影響のあるバージョン
・ESMPRO/ServerAgentService Ver.1
全バージョン
・ESMPRO/ServerAgentService Ver.2
Ver.2.0.5-0以前(Ver.2.0.2-1を除く)
インストールされているESMPRO/ServerAgentServiceのバージョンは、
以下の方法で確認可能です。
1)rootユーザーでログインします。
2)下記コマンドを実行します。
# rpm -qa | grep Esmpro-Provider
出力結果のパッケージ名の後ろの数字がバージョンとなります。
以下の出力例の場合、バージョン2.0.5-0がインストールされています。
Esmpro-Provider-2.0.5-0
回避方法
サーバモデルがExpress5800/D120hの場合
EXPRESSBUILDER Ver.7.10-017に格納されている
ESMPRO/ServerAgentService Ver.2.0.2-0を使用されている場合は、
以下のコンテンツで公開している最新バージョンへ
アップグレードを実施してください。
Express5800シリーズ対応 最新バージョン(RHEL7 x86_64向け)
サーバモデルがExpress5800/D120h以外の場合
ESMPRO/ServerManagerの [構成情報] - [ネットワーク] - 各インタフェース配下の
[一般情報] で表示される [タイプ] と [物理アドレス] が、"Unknown"と
表示された場合は、監視対象サーバにログインし、ifconfigコマンド結果から
[タイプ]と[物理アドレス]を確認することができます。
ESMPRO/ServerManagerで"Unknown"と表示されるインタフェース名を元に、
ifconfig結果で合致するインタフェース(以下例の★1)を確認してください。
以下例の★2が[タイプ]に該当し、★3が[物理アドレス]に該当します。
ens3f3: flags=4163<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST> mtu 1500
★1^^^^ inet xxx.xxx.xxx.xxx netmask xxx.xxx.xxx.xxx broadcast xxx.xxx.xxx.xxx
inet6 fe80::d5fa:4509:a43a:d95 prefixlen 64 scopeid 0x20<link>
ether 1c:1b:0d:fa:7f:a2 txqueuelen 1000 (Ethernet)
^^^^^^^^^^^★3 ^^^^^^★2
RX packets 243570 bytes 20733215 (19.7 MiB)
RX errors 0 dropped 1083 overruns 0 frame 0
TX packets 8 bytes 624 (624.0 B)
TX errors 0 dropped 0 overruns 0 carrier 0 collisions 0
device memory 0xc5800000-c58fffff
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更新履歴
2018/01/26 新規公開