内蔵ディスクの同期速度は、次のパラメータ値を変更することで調整できます。
speed_limit_max
speed_limit_min
speed_limit_min の値を大きくすると再同期のペースが上がります。
注意:speed_limit_min の値を大きくすると、ディスク再同期時のシステムのパフォーマンスが変更前と比較して低下する可能性があります。
現在のパラメータ値を確認するには、次のコマンドを入力します。
下記の例では、それぞれ200000と1000の値が返されます。
# cat /proc/sys/dev/raid/speed_limit_max
200000
# cat /proc/sys/dev/raid/speed_limit_min
1000
speed_limit_min をすぐに200000に上げるには、次のコマンドを入力します。
この方法ではシステム再起動時に元の値に戻ります。
# echo 200000 > /proc/sys/dev/raid/speed_limit_min
システム再起動後も設定を維持するためにはテキストエディタで /etc/sysctl.conf を開き、次の行を追加します。
dev.raid.speed_limit_max = 200000
dev.raid.speed_limit_min = 200000