概要
Red Hat Enterprise Linux 8以降の環境で NISMAILRUJE を使用する場合は下記の設定変更を行う必要があります。
(Oracle Linux 8、CentOS 8 においても同様です)
SELinux の動作モード変更
NISMAILRUJE は SELinux が Enforcingモードの状態では SELinux の制御により正常に動作致しません。SELinux の動作モードを Disabledモードまたは Permissiveモードに変更してください。
- Enforcing:SELinux有効、アクセス制御有効
- Permissive:SELinux有効、アクセス制御無効
- Disabled:SELinux無効
SELinux の動作モード変更は以下のコマンドにて実施可能です。
永続的に変更したい場合には以下のファイルを変更し OS再起動が必要となります。
- /etc/selinux/config
SELINUX=enforcing ← permissive または disabled に変更します。
- ※システムファイルとなりますので誤りのないように修正してください。修正内容が正しいかは sestatusコマンドで確認可能です。
IPv6 の無効化
NISMAILRUJE の PERMITHOST設定を動作させるには IPv6 が無効である必要があります。
PERMITHOST設定を利用する場合は IPv6 を無効に変更してください。
IPv6 を無効にするには以下のコマンドを実行します。
- nmcli con mod ens192 ipv6.method ignore
- nmcli con up ens192
- ※ens192 につきましては利用中のデバイスを設定してください。デバイスは nmcli d にて確認可能です。