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Windows Server 2022 について
Windows Server 2022 は、セキュリティの強化、Azureとのハイブリッド機能の強化、コンテナ機能の強化などを施したサーバーOSです。
本サイトでは、Express5800シリーズにおける Windows Server 2022 に関する情報を紹介します。
Windows Server 2022 の詳細は、以下のWebサイトを参照してください。
Express5800シリーズにおけるサポート状況
以下の「対応モデル」に記載したモデルおよび「対応モデル」より新しいモデルで、Windows Server 2022 をご使用いただけます。
- ※「対応モデル」より新しいモデルは、Windows Server 2022 に標準対応しています。
OSのエディション・バージョン
- 「対応モデル」でサポートするエディションは次のとおりです。
- Windows Server 2022 Standard
- Windows Server 2022 Datacenter
- Windows Server 2022 Essentials (プリインストールモデル(専用型番)のみ対応)
- Express5800シリーズでは、Windows Server 長期サービス チャネル(LTSC)のみをサポートしています。
Windows Server 長期サービス チャネル(LTSC)については、下記Webサイトを参照してください。
対応モデルを購入のお客様
Windows Server 2022 をご使用いただくためには、Windows Server 2022 に対応した Starter Pack または EXPRESSBUILDER が必要です。
以下のインストール作業に関する注意事項をご確認のうえ、「対応モデル」一覧からモデル名を選択すると表示される該当モデルの Windows Server 2022 サポート情報を参照して、Starter Pack または EXPRESSBUILDER を入手してください。
Windows Server 2022 インストール作業に関する注意事項
- Windows Server 2022 のインストールに関して
- 本サイトでご紹介する各モデルの Starter Pack または EXPRESSBUILDER は、Microsoft社が提供している評価版OSへの適用はサポートしていません。
- モデル毎に Windows Server 2022 をサポートする Starter Pack のバージョンが異なります。詳細は使用されるモデルの製品マニュアルサイトに掲載されている「OSとStarter Packの対応表」を参照してください。
- Windows Server 2022 をインストールする際は、「インストレーションガイド(Windows編)」または「インストレーションガイド(Windows Server 2022編)」を参照して、事前にインストール手順を確認してください。
- Windows Server 2022 を物理OSでご利用する際は、TPMキット(TPM2.0準拠)が必要です。使用可能なTPMキットは、当該するモデルのシステム構成ガイドで確認してください。
- 使用するオプション製品が Windows Server 2022 に対応しているか、該当するモデルのシステム構成ガイドで確認してください。
- Windows Server 2022 をインストールする前に必要な作業
- RAIDシステムを構築するときは、事前に論理ドライブを構築してください。論理ドライブの作成手順は、各モデルのユーザーズガイド等を確認してください。
- RDXなどの周辺機器が接続されている場合は、装置本体との接続を外すか、または、周辺機器によっては休止状態にしてください。取り付け、取り外し方法については、各モデルのユーザーズガイド等を確認してください。
- UPS装置が接続されている場合は、装置本体との接続を外してください。取り付け、取り外し方法については、各モデルのユーザーズガイド等を確認してください。
対応モデル
ラックサーバ
タワーサーバ
ソフトウェア対応
NECの主なソフトウェア製品では、Windows Server 2022 への対応を予定しています。
詳細については、「Windows Server 2022 ソフトウェア対応状況」を参照してください。
Secured-core Server
Secured-core Server の詳細は、以下のWebサイトを参照してください。
以下のモデルで Secured-core Server に対応しています。(CPUにPentiumを搭載時は未対応)
モデル名 |
備考 |
Express5800/R120j-2M Express5800/R120j-1M Express5800/R120i-2M Express5800/R120i-1M Express5800/R110k-1M Express5800/R110k-1 |
※ |
- ※Secured-core Server の有効化方法については、以下の手順書をご確認ください。
Windows Server 2022 Hyper-V
Windows Server 2022 Hyper-Vに関するサポート情報は、「Windows Server 2022 Hyper-Vのサポートについて」を参照してください。
Windows Admin Center
Windows Admin Centerに関するサポート情報は、「Windows Admin Centerサポート情報」を参照してください。
英語版について
英語版の Windows Server 2022 を使用する際は、「Windows Server 2022 英語版 のサポートについて」をご確認ください。
技術情報
NICチーミング(LBFO)
- NICチーミング使用時の注意事項
Express5800/T110k, T110k-S, T120h, T120h (2nd-Gen), T120h (3rd-Gen), R110k-1, R110j-1M, R120h-1E, R120h-1E (2nd-Gen), R120h-1E (3rd-Gen), R120h-2E, R120h-2E (2nd-Gen), R120h-2E (3rd-Gen), R120h-1M, R120h-1M (2nd-Gen), R120h-2M, R120h-2M (2nd-Gen), R110k-1M, R110k-1M (2nd-Gen), T110k-M, T110k-M (2nd-Gen), R110m-1の標準ネットワークアダプター、N8104-171/172/178/179/180/181/193/201/202/203/206/209/222/224をNICチーミングで使用する場合は、事前に以下の手順で[ARP Offload]と[NS Offload]を無効に設定してください。
- [デバイスマネージャー]を起動します。
- [ネットワークアダプター]を展開し、 NICチーミングで使用するネットワークアダプターをダブルクリックし、プロパティを表示します。
- [詳細設定]タブを選択し、[ARP Offload ※]と[NS Offload ※]の値を「Disabled」に設定します。
- ※[アドレス解決プロトコル (ARP) オフロード]、[近隣要請 (NS) オフロード]と表示されている場合があります。その場合は、[アドレス解決プロトコル (ARP) オフロード]、[近隣要請 (NS) オフロード]を「無効」に設定してください。
- [OK]をクリックし、システムを再起動します。
- NICチーミングの設定、注意、および制限事項は、以下の手順書をご確認ください。
Windows Server Failover Clustering
Windows Server Failover Clustering の設定は、以下のガイドをご参照ください。
Windows Server Failover Clustering のローリングアップグレードを実施する場合には、以下のガイドをご参照ください。
注意制限事項
各モデル固有の注意制限事項については、該当するモデルのサポート情報をご確認ください。
注意事項
- Windows Server 2022 では、システムパーティションの後ろに回復パーティションが自動的に作成されます。
システムパーティションの後ろに未割当の領域がないため、システムパーティションは拡張できません。
余裕を持ったパーティションサイズで、システムパーティションを作成してください。
- Express5800シリーズでは、Nano Serverインストールオプションをサポートしていません。
- Wake On LANは、標準装備のネットワークアダプターのみサポートしています。
- オフラインの状態のとき、一部機能のヘルプを選択すると、"このms-contact-supportを開くには新しいアプリが必要です"と表示され、ヘルプが表示されないことがあります。
ヘルプを確認するときは、別途インターネットに接続されている環境から参照してください。
- ReFS(Resilient File System)に関するMicrosoft社のサポート方針が変更されました。
詳細は、「ReFS サポート情報」を参照してください。
- Server Core 使用時の注意事項
- ESMPRO/ServerAgentService を Server Core上で使用するとき、「ESMPRO/ServerAgentService Ver.2.1 インストレーションガイド(Windows編)」に記載の注意事項を確認してください。
- ESMPRO/ServerManager は、Server Core上では使用できません。
- BitLocker 使用時の注意事項
- 回復パスワードがない場合、OSが起動不可になり、BitLockerで暗号化したパーティションに二度とアクセスできません。必ず、BitLockerを使用するサーバー以外の安全な場所に回復パスワードを保管してください。詳細は「インストレーションガイド(Windows Server 2022編)」を参照してください。
- BitLockerで暗号化したパーティションにOSを再インストールするときは、あらかじめBitLockerで暗号化したパーティションを削除してください。
- OEM版 Windows Server 2022 Remote Desktop Services CAL(RDS CAL)を旧バージョンOSに適用する際、プロダクトキーの入力に失敗します。
その為、Microsoft社への電話による認証手続きが必要です。
【弊社対象製品】
- UL1907-021~028、-H021~H028、-J021~J028、-031~038、-H031~H038、-J031~J038 Windows Server 2022 RDS CAL
【発生する事象】
- 旧バージョンOSで構築されたライセンスサーバーに、製品添付のプロダクトキーを入力すると拒否される。
【対処方法】
- Microsoft社クリアリングハウス(ライセンス認証窓口)に電話し、オペレーターに繋いで、「NEC OEM版 RDS CALのプロダクトキーが登録できない」と説明してください。[電話番号:0120-801-732]
- ディスクのクリーンアップタスク(SilentCleanup)により、%TEMP%フォルダー配下が削除されてしまうことがあります。
詳細は、KB4506040を参照してください。
【回避策】
- 回避策1:タスクの削除対象から%TEMP%フォルダーを外す。
- 回避策2:削除までの猶予期間(既定値:7日間)を延ばす。
- クラスターセットを日本語環境で使用する場合、仮想マシンをクラスターセットに正常に登録できない問題があります。
【回避策】
- 仮想マシンのクラスターリソース(※)の名称を英語表記に変更する。
(※) 仮想マシンリソースと仮想マシン構成リソース
- PowerShell のコンソールで日本語の表示が文字化けする問題があります。
詳細は、こちらを参照してください。
【回避策】
- 回避策1:コマンド プロンプトから PowerShell を起動する。
- 回避策2:PowerShell のフォントを “MS ゴシック” に変更する。
- Hyper-Vをアンインストールする際の注意事項
Windows Server 2022 Hyper-V環境において、Hyper-Vをアンインストールすると ServerManager.exe が削除される事象が発生することがあります。
【回避策】
- 本事象はWindows Server 2022の累積更新プログラムで修正されています。
Hyper-Vをアンインストールする前に、KB5005104以降の累積更新プログラムを適用してください。
最新の累積更新プログラムについては、Windows Server 2022 の更新履歴を参照してください。
Express5800シリーズで提供しているOS媒体(バックアップDVD-ROM)でインストールした環境、もしくはExpress5800シリーズのOSプリインストール環境には本事象の修正が含まれています。
KB5005104以降の累積更新プログラムを適用していない環境で、Hyper-Vをアンインストールして ServerManager.exe が削除されてしまった場合にはOSの再インストールが必要です。
制限事項
- 記憶域スペースダイレクト(Storage Spaces Direct, S2D)のNested Resiliency機能は現時点で非サポートです。
- 記憶域スペース(Storage Spaces)は非サポートです。
※商標および著作権
- Microsoft、Windows、Windows Server、Hyper-V は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
- その他、本サイトに記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。