本ページでは、Express5800シリーズにおける Windows 11 Pro および Pro for Workstations(以降Windows 11と記載)Hyper-V のサポートについて情報公開しています。お使いのモデルに関する情報をよくご確認の上、ご使用ください。
サポート対象のモデル
Windows 11 をサポートしている下記のモデルの内、インテル バーチャライゼーション・テクノロジー(Intel VT-x/Intel EPT)に対応したCPU搭載の機種にてサポートします。
モデル |
対応CPU |
Express5800/53Xk,Y53Xk |
全CPU |
動作対象のゲストOS
Express5800シリーズでは、ゲストOSとして以下の OS を動作対象とします。
また、ゲストOSの保守サポートについては、
OSのサポートサービスをご確認ください。
なお、Express5800シリーズで Windows 11 Hyper-V を使用する場合は、ゲストOSに
「統合サービス」を必ず適用して下さい(統合サービスとは、Hyper-V 環境において性能面・操作性向上を図るための機能です)。
OS |
Edition |
Windows Server 2022 (x64) |
Standard / Enterprise |
Windows Server 2019 (x64) |
Standard / Datacenter |
Windows Server 2016 (x64) |
Standard / Datacenter |
Windows Server 2012 R2 (x64) |
Standard / Datacenter |
Windows Server 2012 (x64) |
Standard / Datacenter |
Windows 11 21H2/22H2 (x64) |
Pro |
Windows 10 (x64) |
Pro |
Windows 8.1 (x64) |
Pro |
OSのサポートサービス
- Express5800シリーズの Windows 11 Hyper-V 環境におけるホストOS の保守サポートにつきましては、Windows 11 の「PP・サポートサービス」のご契約が必要になります。
- Hyper-V 上のゲストOSの保守サポートにつきましては、ゲストOSごとに「PP・サポートサービス」のご契約が必要になります。
- Hyper-V 上のゲストOSのサポート期間は、物理環境と同様にMicrosoft社の定める各OSのサポートライフサイクルに従います。
インストール手順
Hyper-Vのインストール手順
Hyper-V のインストールは、以下の手順書に従って実施してください。
注意・制限事項
Hyper-V で出力される可能性のあるイベントログについて
Hyper-V をご利用いただく際に、出力される可能性のあるエラー・警告レベルのイベントログの対処につきましては、以下をご参照ください。
第二世代の仮想マシンを使用する際の制限事項
第二世代の仮想マシンにWindows Server 2012をインストールする場合、以下の問題が発生します。
問題:
- ゲストOSのインストールが完了するまで物理キーボードを使用できない。
- Windows 回復環境(Windows RE)で物理キーボードを使用できない。
【回避策】
ゲストOSのインストール時にプロダクトキーの入力が必要な場合は、以下の手順で回避してください。
プロダクトキー入力時:プロダクトキーの入力ボックス右側のキーボードアイコンをクリックし、ソフトウェアキーボードから入力してください。
パーティションサイズ入力時:サイズの入力ボックス右側の上下矢印ボタンでサイズを調整してください。
Windows 回復環境(Windows RE)を使用している時の回避策はありません。
ゲストOSでSysprepを実行する際の注意事項
ゲストOSで統合サービスを適用後にSysprepを実行すると、以下の問題が発生する可能性があります。
問題:
下記のゲストOSにおいて、ゲストOSが起動不可となる
- 第一世代の仮想マシン上のWindows Server 2012
- 第二世代の仮想マシン上のWindows Server 2012
【回避策】
上記のゲストOS上でSysprepを実行する場合は、以下のいずれかの回避策を実行してください。
- Sysprep 実行前にゲストOSにKB2779768を適用する
- Sysprep 実行前にゲストOSにKB2822241を適用する
- Sysprep 実行時に /mode:VM オプションを使用する