FCコントローラを搭載した装置でESXi7.0 U3環境使用時、ESXiログファイルを収集するとPSODが発生する場合があります。
【対象ドライバ】
FCドライバ
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バージョン
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lpfc
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14.0.543.0-1OEM
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下記対象FCコントローラを搭載した装置でESXi7.0 U3環境使用時、以下の条件において、ESXiログファイル(vm-support)を収集、または、"vmkmgmt_keyval -a"コマンドを実行した場合にPSODが発生します。
<条件>
・lpfcドライバ:14.0.543.0-1OEMを適用している
・NVMeoFC機能を無効化している
【パニックメッセージ例】
※メッセージ内の数値は環境によって異なります。
@BlueScreen: #PF Exception 14 in world 267191:vmkmgmt_keyv IP 0x420018e0d52d addr 0x0PTEs:0x0v;
Code start: 0x420017c00000 VMK uptime: 0:00:02:26.009
0x4538afc1ba58:[0x420018e1052d]lpfc_page_pool@(lpfc)#<None>+0xd1 stack: 0x1d
0x4538afc1bab0:[0x420018e10676]lpfc_key_pool_get@(lpfc)#<None>+0x43 stack: 0x1000
0x4538afc1baf0:[0x42001885dc9a]VmkMgmtCharIoctl@com.vmware.vmkapi#v2_9_0_0+0x40b stack: 0xd
0x4538afc1bb90:[0x420017f168ee]VMKAPICharDevDevfsWrapIoctl@vmkernel#nover+0x87 stack: 0x38
0x4538afc1bc00:[0x420017e4e590]CharDriverIoctl@vmkernel#nover+0x7d stack: 0x4305bd20c100
0x4538afc1bc40:[0x420017e619f6]DevFSIoctl@vmkernel#nover+0xad3 stack: 0x7473093a65707954
0x4538afc1bd00:[0x420017e3bab3]FSSVec_Ioctl@vmkernel#nover+0x20 stack: 0x3a64656570735f74
0x4538afc1bd10:[0x420017e37d8f]FSSObjectIoctlCommon@vmkernel#nover+0x60 stack: 0x657479625f6b6c69
0x4538afc1bdd0:[0x420017e37d1e]FSS_IoctlByFH@vmkernel#nover+0x9f stack: 0x3030307820205742
0x4538afc1be20:[0x420018304ade]UserFile_PassthroughIoctl@vmkernel#nover+0x3f stack: 0x420040800000
0x4538afc1be40:[0x4200182d6e92]UserVmfs_Ioctl@vmkernel#nover+0x27 stack: 0x4200180b365c
0x4538afc1bee0:[0x42001830b180]LinuxFileDesc_Ioctl@vmkernel#nover+0x51 stack: 0x4538f2a9bf40
0x4538afc1bf10:[0x4200182b37ff]User_LinuxSyscallHandler@vmkernel#nover+0x1a4 stack: 0x0
0x4538afc1bf40:[0x420017f4e067]gate_entry@vmkernel#nover+0x68 stack: 0x0
lpfcドライバ(14.0.543.0-1OEM)の適用、かつ、NVMeoFC機能の無効化を実施している場合は[NVMeoFC機能の有効化手順]を参照し、有効化してください。
[NVMeoFC機能の有効化手順]
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Host Clientを使用し、ESXiへログインします。
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インベントリでホストを選択し、右クリックで[メンテナンスモードへの切り替え]を選択します。
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「メンテナンスモードの変更を確認します」というダイアログ画面では[はい]を選択します。
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ESXi Shellにログインします。
対象のESXiのダイレクトコンソール画面で、ダイレクトコンソール、またはSSHによるESXi Shellへのアクセスを有効にし、"root"ユーザでログインしてください。ESXiへのShellアクセスについてはナレッジ情報「Using ESXi Shell in ESXi (Article ID:311213)」をご参照ください。
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以下のコマンドを実行し、NVMeoFC機能を有効にします。
# esxcli system module parameters set -m lpfc -p lpfc_enable_fc4_type=3
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rebootコマンドを実行し、ESXi ホストを再起動します。
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以下のコマンドを実行し、NVMeoFC機能が有効になっていることを確認します。
# esxcli system module parameters list -m lpfc | grep lpfc_enable_fc4_type
※コマンド実行後、以下のように表示されることを確認します。
lpfc_enable_fc4_type int 3 Defines what FC4 types are supported
(補足) NVMeoFC機能が無効になっている場合は以下のように表示されます。
lpfc_enable_fc4_type int 1 Defines what FC4 types are supported
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ESXi Shell からログアウトします。
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Host ClientでESXiに接続し、メンテナンスモードを解除します。
<エンタープライズサーバ(NX7700xシリーズ)>
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NE3390-171
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