下記の条件を満たす環境のftサーバにおいて、Windows Server バックアップでバックアップを実行時に、ftSys Maintenance and Diagnostics サービス（以下、ftSysMadサービス）が異常終了することがあります。
・機種が R320g または R320h
・OSが Windows Server 2019 または Windows Server 2016
・ft制御ソフトウェアのバージョンが 13.2.3721
・ベアメタル回復（EFIシステムパーティション）をバックアップ対象にした場合

ftサーバ出荷時の設定では、ftSysMadサービスが異常終了した場合でも、２回までは自動的にftSysMadサービスが再開する設定です。
また、エラーカウントのリセットは「40日後に行う」に設定です。
そのため、最初の異常終了から40日後までに異常終了が３回発生するとサービスが停止したままになります。
例えば週次でWindows Server バックアップでバックアップを実行する環境で実行毎に異常終了した場合等に停止したままになります。

ftSysMadサービスが停止する事象が発生する場合の対処方法

以下のとおりftSysMadサービスの異常終了時の動作設定を見直し、ftSysMadサービスが停止したままにならないように見直してください。
ただし、本設定は１日に１回程度の異常終了に対応するものです。
１日に３回以上バックアップを実行する等して、ftSysMadサービスが終了したままになっていた場合は手動でサービスを開始してください。

　＜設定方法＞

　　1. [管理ツール]-[サービス] を開く
　　2. 「ftSys Maintenance and Diagnostics (MAD)」を右クリックし、プロパティを選択。
　　3. [回復]タブを表示し、以下のとおり設定したら、[OK]をクリック。

　　　　エラーカウントのリセット：1日後に行う

上記設定を初期出荷時の設定に戻すことになった場合は、エラーカウントのリセットを「40日後に行う」に設定してください。