カーネルパニックやストール検知時に採取されたメモリダンプ (vmcore) は、調査に有益な情報となります。
しかしながら、昨今では、システムに搭載されているメモリサイズが増えてきており、それに伴い、採取されるメモリダンプのサイズも増加傾向にあります。
環境によっては、数百ギガバイトとなることもあり、お客様から当サポートにメモリダンプをお送りいただくにも非常に時間がかかります。
Linuxサービスセットでは、kdump-reporter というツールを公開しております。
このツールでは、メモリダンプが採取された際に自動的に解析レポートを作成する機能を有しており、解析レポートのサイズは数 MB ~数十 MB 程度となります。
メモリダンプよりも簡単に送付いただくことが可能であり、調査解析までの時間を短縮できる効果があります。
当ツールは、2010 年から公開しており、多くのお客様でご利用いただいておりますが、解析レポートの動作に必要な kernel-debuginfo パッケージが導入されていない環境も見られます。
お客様のトラブルを迅速に解決するためにも、以下のコンテンツをご覧の上、是非 kdump-reporter と kernel-debuginfo の導入をお願いいたします。
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