Express5800/ftサーバにおけるパッチ適用ポリシーについて説明します。
パッチ (更新プログラム、QFE/hotfix)
弊社でftサーバへの適用確認を行ったパッチのうち、ftサーバの動作観点で問題が発生することを検出したパッチにつきましては、本ポータルサイトで情報を公開すると共に、PP・サポートサービスのご契約者向けのメールマガジンで情報を配信しています。問題を検出したパッチについては後述の「ftサーバに適用すると問題が発生するパッチ」の項目をご確認ください。なお、本項目に記載していないパッチのftサーバへの適用可否は弊社にお問い合わせいただく必要はございません。お客様が必要と判断するパッチを適宜適用してください。
また、OSのセキュリティパッチ
(注)については、弊社でftサーバ上での評価を行い、評価結果をWebに掲載しています。セキュリティパッチを適用する際の参考にしてください。
NECサポートポータル
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セキュリティパッチ検証情報(ft)
※リンク先のコンテンツは対象となる装置の契約をお持ちのお客様のみ参照可能です。
注: セキュリティパッチの適用評価対象は、ftサーバの出荷状態で適用が可能な WindowsOS に関するセキュリティパッチのみです。ftサーバの出荷時にはインストールされていない Office や SQL Server などが対象のパッチ、およびセキュリティパッチ以外については、弊社での評価および評価結果のWeb掲載は行っておりません。
ftサーバに適用すると問題が発生するパッチ
ftサーバで適用検証を行ったパッチのうち、ftサーバの動作観点で問題が発生することを検出したパッチを以下に記載します。
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機種が R320h で、システムBIOS 2.0:14 をご使用の場合、2022年10月にマイクロソフト社からリリースされたセキュリティパッチを適用すると問題が発生する場合があることを確認しております。詳細は下記コンテンツをご参照ください。
Express5800/R320h-M4, R320h-E4 システムBIOS 2.0:17
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2018年1月以降にマイクロソフト社からリリースされたセキュリティパッチにつきまして、一部環境に適用すると問題が発生する場合があることを確認しております。詳細は下記コンテンツをご参照ください。
【ftサーバ】プロセッサの脆弱性(サイドチャネル攻撃)への対応について
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Intel Net driver update を適用されないようお願いします。詳細は下記コンテンツをご参照ください。
【ftサーバ/Windows】Intel Net driver updateの適用について
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Intel製マイクロコードの更新プログラムを適用されないようお願いします。詳細は下記コンテンツをご参照ください。
【ftサーバ/Windows】Intel製マイクロコードの更新プログラムについて
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Windows Server 2008 R2 向けのパッチである KB2744129 を適用した場合、CPU/IOモジュールの組み込みが正しく行われなくなる現象が確認されておりますので適用しないでください。
<関連URL> Express5800シリーズにおける Hyper-V 2.0 のサポートについて
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Windows Server 2003 (R2) 向けのパッチである KB931321 または KB938136 を適用した場合、ftサーバの動作観点で正常に動作できなくなる現象が確認されておりますので適用しないでください。
なお、これらのパッチは以下の障害の修正であり、この障害はftサーバでは発生しません。
- Battery power may drain more quickly than you expect on a Windows XP or Windows Server 2003-based portable computer (KB931321)
- Recording quality is poor when you use a USB microphone on a Windows Server 2003-based computer that has 4 GB of RAM or more (KB938136)
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Windows Server 2003 (R2) / 2008 / 2008 R2 / 2012 向けのパッチである KB2982791 を適用するとftサーバの動作観点で正常に動作できなくなる現象が確認されていましたが、現在は修正版のパッチがマイクロソフト社からリリースされており、問題は修正されています。詳細は下記コンテンツをご参照ください。
(MS14-045)カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される (2984615)
※リンク先のコンテンツは対象となる装置の契約をお持ちのお客様のみ参照可能です。
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Windows Server 2003 (R2) 向けのパッチである KB2862330 を適用するとftサーバの動作観点で正常に動作できなくなる現象が確認されていましたが、現在は修正版のパッチがマイクロソフト社からリリースされており、問題は修正されています。詳細は下記コンテンツをご参照ください。
(MS13-081)Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2870008)
※リンク先のコンテンツは対象となる装置の契約をお持ちのお客様のみ参照可能です。
WindowsOS の ServicePack
ft制御ソフトウェアのバージョンにより、適用可能な WindowsOS の ServicePack が異なります。ft制御ソフトウェアと ServicePack の対応は下記コンテンツをご参照ください。
【ftサーバ/Windows】ft制御ソフトウェアの最新バージョン、および、ServicePack対応一覧