[WebOTX]Windows Server 2008 以降でファイルの"更新日時"を参照する際のWebOTXへの影響について
概要
Windows Server 2008 以降の Windows OS では、エクスプローラやコマンドプロンプト上で実行するdirコマンドにて表示されるファイルの"更新日時"の更新タイミングが変更となりました。
WebOTXやWebOTX上で動作するアプリケーションが出力したログファイルに対して、ファイルの更新日時を参照して動作するバッチファイルを運用している場合に影響があります。
該当するOS
- Windows Server 2008 以降の Windows Server OS
- Windows 7 以降の Windows クライアント OS
詳細
Windows Server 2008 以降の Windows OS では、ファイルやディレクトリへのアクセス速度向上のため、ファイル更新日時の更新タイミングが変更になりました。この影響でWeOTXやWebOTX上で動作するプロセスグループの出力するファイルに対して実際に書込みは行われていても、エクスプローラやdirコマンドの表示上のファイル更新日時が更新されていない場合があります。
ログファイルのファイル更新日時をバッチファイルなどから参照し、日時を確認するような運用をしている場合、更新日時を正しく判断できない場合があります。
影響のある製品
- WebOTX Application Server Foundation V8.2~V8.5
- WebOTX Application Server Standard V8.2~V8.5
- WebOTX Application Server Enterprise V8.2~V8.5
- WebOTX Application Server Standard V9.2
- WebOTX Application Server Enterprise V9.2
対処方法
WebOTXのログファイルの更新日時を参照して動作するバッチファイルがある場合は、バッチファイルの目的に合わせて処理を見直してください。
例えば、ファイルが新しいものか古いものかを判断する場合は、ファイルの作成日時を参照するように見直す方法もあります。
(例)ファイルの作成順序を知りたい場合。
修正前:ファイルの更新日時を参照する。
> dir /tw
修正後:ファイルの作成日時を参照する。
> dir /tc
製品名カテゴリ
WebOTX
WebOTX Application Server
-
コンテンツID:
3010101199
-
公開日:
2014年10月24日
-
最終更新日:2014年10月24日