[WebOTX] プロセスグループ停止状態で Java EE のアプリケーションを開始するとアプリケーションがロードされない問題と対策について
概要
プロセスグループが停止した状態で Java EE のアプリケーションを開始すると、
プロセスグループごと起動されます。
しかし、プロセスグループは起動しますが、
そのプロセスグループ上でアプリケーションがロードされません。
影響のある製品
- WebOTX Application Server Standard V9.2~V9.4
- WebOTX Application Server Enterprise V9.2~V9.4
詳細
プロセスグループが停止した状態で
そのプロセスグループ上に配備されている Java EE のアプリケーションを開始すると、
プロセスグループごと起動されます。
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アプリケーショングループが停止している場合は、アプリケーショングループごと起動されます。
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アプリケーションの開始は、運用管理コマンド (otxadmin) の enable コマンドおよび統合運用管理ツール/運用管理コンソールのアプリケーションの開始操作で実行できます。
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これによりプロセスグループが起動しますが、
開始対象に指定したアプリケーションがそのプロセスグループ上でロードされません。
なお、アプリケーションを開始状態 (enabled=true) で配備した場合も、
配備先のプロセスグループが停止している場合は、プロセスグループごと起動されます。
しかし、配備の場合はこの問題は発生せず、プロセスグループ上でアプリケーションがロードされます。
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既定の配備オプションでは、アプリケーションは開始状態で配備されます。
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対処方法
本問題を修正したパッチを今後提供予定です。
パッチの公開時期は現在検討中です。急ぎでパッチが必要な場合はご連絡ください。
回避方法
以下のいずれかの方法で回避可能です。
1. |
アプリケーションの開始の延長でプロセスグループが起動した後、アプリケーションを 停止(disable) → 開始(enable) によって改めて開始する。
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2. |
アプリケーションの開始の延長でプロセスグループが起動した後、プロセスグループを再起動する。(アプリケーショングループの再起動でも構いません)
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備考
この問題は、以下の注意事項とは別の問題です。
[注意事項]
停止状態のプロセスグループに対してアプリケーションを停止状態 (enabled=false) で配備すると、
プロセスグループを起動後にアプリケーションを開始しても、アプリケーションがロードされない。
また、この注意事項があるため、先にプロセスグループを起動してから、
アプリケーションを開始するという方法では、この問題を回避できません。
更新履歴
製品名カテゴリ
WebOTX
WebOTX Application Server
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コンテンツID:
3010102120
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公開日:
2018年10月15日
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最終更新日:2018年10月15日