特定の条件下において管理ドメインがユーザドメインの起動処理を実行しない問題と対策について
概要
ユーザドメインが複数存在する、かつ、一部のユーザドメインが起動済みの状態の時、管理ドメインを起動すると自動起動設定を有効にした停止中のユーザドメインの起動処理が実行されない場合があります。
影響のある製品
次の製品が該当し、それらがサポートする全てのOSで影響があります。
- WebOTX Application Server Express V8.21~V9.3
- WebOTX Application Server Standard V8.21~V9.3
- WebOTX Application Server Enterprise V8.21~V9.3
詳細
通常、管理ドメインを起動すると、自動起動設定を有効にしたユーザドメイン(既定値:有効)も同時に起動します。しかし、以下の条件を満たす場合に管理ドメインを起動すると、自動起動設定を有効にした停止中のユーザドメインの起動処理が実行されない場合があります。
- 自動起動設定を有効にしたユーザドメインが複数存在する
- 自動起動設定を有効にしたユーザドメインの一部が起動している
対処方法
本問題を修正したパッチを今後提供予定です。
パッチの公開時期は現在検討中です。急ぎでパッチが必要な場合はご連絡ください。
回避方法
管理ドメインを起動後、起動していないユーザドメインを手動で起動します。手順は以下の通りです。
- ユーザドメインの起動状態を確認
- "not running"と表示されたユーザドメインを起動
otxadmin> start-domain --remote=true --user <ユーザ名> --password <パスワード> --host <ホスト名> --port <管理ドメインのポート番号> <"not running"と表示されたドメイン名>
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更新履歴
製品名カテゴリ
WebOTX
WebOTX Application Server
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コンテンツID:
3010102122
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公開日:
2018年10月15日
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最終更新日:2018年10月15日