概要
リソースアダプタ(RAR)は関連するリソースが存在する場合、配備解除することはできません。
配備解除するには、あらかじめ関連するリソースを削除するか、配備解除時に cascade (関連するリソースの削除) オプションに true を指定する必要があります。
しかし、配備解除の前にリソースアダプタを停止していると、
関連するリソースが存在するにもかかわらず、配備解除できるという問題があります。
影響のある製品
- WebOTX Application Server Express V9.1~V9.4 (※1)
- WebOTX Application Server Standard V9.2~V9.4
- WebOTX Application Server Enterprise V9.2~V9.5
- WebOTX Developer V9.1~V9.5 (※2)
- WebOTX Application Server Express V10.1 (※3)
- WebOTX Application Server Standard V10.1 (※3)
- WebOTX Developer V10.1 (※2)(※3)
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(※1)WebOTX Enterprise Service Bus V9.2~V9.3、および、WebOTX Portal V9.3にバンドルされているWebOTX Application Server Expressを使用している場合にも該当します。
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(※2)テスト用サーバをインストールした場合に該当します。
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(※3)WebOTX Media V10 Release 2(2018/4 出荷)以降からインストールした場合は、該当しません。
詳細
リソースアダプタ(RAR)に関連するリソースが存在する場合、そのリソースアダプタを配備解除することはできません。配備解除するには、あらかじめリソースアダプタに関連するリソースを削除するか、
配備解除時に cascade (関連するリソースの削除) オプション (既定値: false) に true を指定する必要があります。これは、リソースアダプタの配備解除によって無効なリソースが残らないようにするための製品仕様です。
しかし、配備解除の前にリソースアダプタを停止していると、リソースアダプタに関連するリソースが存在するにもかかわらず、配備解除できるという問題があります。
この時、配備解除したリソースアダプタに関連するリソースは登録されたまま残りますが、リソースアダプタが存在しないため、そのリソースを使用することはできません。存在しないリソースアダプタに関連するリソースが残った場合は、そのリソースを別途削除してください。
対処方法
パッチの公開時期は現在検討中です。急ぎでパッチが必要な場合はご連絡ください。
(注意) パッチモジュールは製品保守契約を結んでいただいたお客様に限定して提供させていただいています。まだ契約がお済みでないお客様は、保守契約締結の後、ダウンロードをお願いいたします。
回避方法
リソースアダプタを配備解除する際は、あらかじめそのリソースアダプタに関連するリソースを削除するか、配備解除時に cascade (関連するリソースの削除) オプション (既定値: false) に true を指定してください。
更新履歴
2018/07/02 初版