概要
概要を記載してください。
JDK 8u181 で下記の変更点がありました。
- JDK-8200666 … LDAPS(secure LDAP over TLS)で、
endpoint identification algorithms がデフォルトで有効化。
LDAP レルムを使用した際のユーザー認証に影響がある可能性がある。
そのため、下記の2つの条件を満たす場合に WebOTX Portal から EDS(EnterpriseDirectoryServer) へ
通信が出来ない問題があります。
- JDK 8u181以降を利用している場合
- WebOTX Portal から EDS(EnterpriseDirectoryServer) への
接続プロトコルに「LDAP over SSL」や「LDAP over TLS」を利用している場合(EDSへの通信を暗号化している場合)
影響のある製品
次の製品が該当し、それらがサポートする全てのOSで影響があります。
- WebOTX Portal V8.3,V8.4,V9.1,V9.3,V10.1
対処方法
前述した条件に該当する場合、下記の手順によりWebOTX起動時のJavaシステムプロパティの変更をして下さい。
- 運用管理コマンド(otxadminコマンド)の起動
コマンドプロンプト上で以下を実行します。
以下はインストールディレクトリが C:\WebOTX(Windows)、/opt/WebOTX(Linux) である場合の記載です。
> C:\WebOTX\bin\otxadmin.bat (Windows)
> /opt/WebOTX/bin/otxadmin (Linux)
- ドメインへのログイン
login コマンドによりドメインにログインします。ログインするドメインの環境として以下を想定しています。
- 管理者名:admin
- パスワード:adminadmin
- ホスト:localhost
- ポート:6212 (domain1の既定ポート番号)
otxadmin > login --user admin --password adminadmin --host localhost --port 6212
- 設定の実行
以下のコマンドを実行します。
otxadmin > create-jvm-options "-Dcom.sun.jndi.ldap.object.disableEndpointIdentification=true"
※一行で実行してください。
- ドメインの再起動
以下のコマンドを実行してドメインを再起動します。ドメインの環境として以下を想定しています。
otxadmin > stop-domain domain1
otxadmin > start-domain domain1
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