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お知らせ

【WebOTX】和暦元号の変更に伴う影響

概要

WebOTX製品は和暦元号を使用していないため、元号変更による影響はございません。
ただし、現在運用されているアプリケーションやOSS、パッケージ製品などで、Java SEにより提供されるjava.utilパッケージのDateクラスやCalendarクラス、あるいはDate and Time APIを使用して和暦元号を取得している場合、Oracle社が提示する対応策にしたがって新元号が扱われるよう対処しなければなりません。


詳細

2019年4月にリリースされた、Oracle JDK 7u221, 8u211, 11.0.3以降で新しい元号に関する更新が施されています。しかしながら、Oracle JDK 6以前のJava SEバージョンはEOL (End Of Life)を迎えているため、今後、新元号に対応するための更新が実施される予定はありません。

現在、Oracle JDK 7u221, 8u211, 11.0.3より前のJava SEバージョンを利用されている場合、java.utilパッケージのDateクラスやCalendarクラス、あるいはDate and Time APIを使用して和暦元号を出力していると影響があります。

例えば、JDK 8でjava.util.Calendarクラスを利用していた場合、下記のような処理で問題が発生します。

  • 和暦が含まれる日付の出力
        public static void printDate() {
            Calendar cal = Calendar.getInstance();
            cal.set(2019, Calendar.MAY, 1, 0, 0, 0);
            Date date = cal.getTime();
    
            Locale locale = new Locale("ja", "JP", "JP");
            DateFormat wareki = new SimpleDateFormat("GGGGyyyy年M月d日", locale);
    
            //令和元年5月1日と出力されることを期待しているが、平成31年5月1日が出力される。
            System.out.println(wareki.format(date));
        }
    
  • 和暦が含まれる日付の解析処理
        public static void parseDate() throws ParseException {
            String date = "令和元年5月1日";
            
            Locale locale = new Locale("ja", "JP", "JP");
            DateFormat wareki = new SimpleDateFormat("GGGGyyyy年M月d日", locale);
            
            //令和元年を解析できず、ParseExceptionが発生する。
            System.out.println(wareki.parse(date));
        }
    

この場合、Oracle社とJava SE Subscriptionの有償サポートを契約した後、利用しているJava SEをOracle JDK 7u221, 8u211, 11.0.3以降にアップデートすることをご検討ください。


更新履歴

2019/4/24/ 初版


製品名カテゴリ

WebOTX
WebOTX Application Server
WebOTX Service Integration
WebOTX Portal
WebOTX Batch Server

  • コンテンツID: 3010102740
  • 公開日: 2019年04月25日
  • 最終更新日:2019年04月25日
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