NEC Aurora Softwareの開発環境製品をお客様がご利用しやすいように、以下のような構成変更を行い、2020年12月25日よりリリースしました。
- (1) VEプログラム用のSDKランタイムライブラリを無償パッケージへ同梱
- (2) MPIプログラム用のMPIランタイムライブラリおよびMPI実行コマンドを無償パッケージへ同梱
- (3) MPI実行時のライセンスチェック削除
上記変更により、以下のように変更されます。
- mpirunや共有ライブラリ等、バイナリプログラムを実行するために必要なものは無償で利用できます。
ビルド済みのMPIプログラムを実行するだけなら無償で可能です。
- プログラムを実行するために必要なものはアップデート版を無償で提供します。
- コンパイラ、ヘッダファイルなど、プログラム実行以外に必要なものは、依然として有償です。
MPIプログラムをコンパイルして実行するためにはNEC SDKの購入が必要です。
- 最新のMPIにアップデートしてプログラムをコンパイルしたい場合には、SDKのサポートパックの購入
またはサポート契約が必要です。
- 今回の有償/無償の区分は、SDK(コンパイラ/NLC/ツール/デバッガ)およびMPIの全コンポーネントについて
適用します。
ライセンスファイルについて
NEC MPI およびNEC MPI/Scalar-Vector Hybrid は Version 2.13.0よりライセンスファイルの発行は不要になりました。
既にNEC MPI およびNEC MPI/Scalar-Vector Hybridをご使用中のお客様はそのままお使いいただけます。
Version 2.13.0以降にアップデート後も、ライセンスファイルおよびライセンスサーバの設定を変更する必要はありません。
ライセンスサーバー等の変更のため、ライセンス発行システムでライセンスを再発行する場合も、MPIの登録情報はそのままで問題ありません。
yumリポジトリのアクセス権について
現在ご利用のIDとパスワードのままでご利用いただけます。
注意事項
MPIのお問い合わせには、MPIのサポートパックの購入(*)またはサポート契約が必要です。
* 従来のMPIサポートパック製品、または2020年12月21日に販売開始した基本ソフトウェア/MPIサポートパック製品