RHEL 8 UBI リポジトリIDが下記のように変更されました。
そのため、最新の UBI 8 イメージではこれらのリポジトリ名が使えなくなりました。
「ubi-8-appstream」→「ubi-8-appstream-rpms」
「ubi-8-baseos」→「ubi-8-baseos-rpms」
このことは、WebOTX Application Serverのコンテナイメージ生成機能で、生成するイメージのベースイメージとして下記を選択する場合に影響があります。
- Red Hat Universal Base Image 8
- Red Hat Universal Base Image 8 (Minimal)
WebOTX Application Serverのコンテナイメージ生成機能ではDockerfileを自動生成します。生成するイメージのベースイメージとして上記2つのどちらかを選択する場合、自動生成されるDockerfileでは、yumコマンド実行時の設定として「ubi-8-appstream」、「ubi-8-baseos」が指定された状態となります。
このDockerfileをそのまま使用してコンテナイメージをビルドすると、ビルド時にエラーが発生し、コンテナイメージが作成できません。
そのため、自動生成されたDockerfileを使用してビルドする前に、Dockerfileを手動で修正していただく必要があります。
ビルドのエラー発生時には下記のメッセージが表示されます。
- ベースイメージとして Red Hat Universal Base Image 8 を選択した場合
Error: Unknown repo: 'ubi-8-appstream' または Error: Unknown repo: 'ubi-8-baseos'
- ベースイメージとして Red Hat Universal Base Image 8 (Minimal) を選択した場合
error: repo ubi-8-appstream not found または error: repo ubi-8-baseos not found