Client監視機能を使用する場合のメリットは、特定のクライアントだけに連動する様に出来る点です。
・投入監視するクライアントを特定する
・切断監視するクライアントを特定する
例えば、従来からのプロトコル指定によるLAN監視での電源ONは、アクセスしてきた相手を識別できないので、例えば複数のドメインが共存するシステム等で、一方のドメインサーバが起動しているともう一方のサーバにNTネットワークシステムの管理アクセスが発生し、そのサーバのクライアントがいないのに、起動してしまうという事を防止できません。
この様なケースでは、Client監視機能を使用する事で、それぞれのサーバの起動・停止を、設定したクライアントだけに連動させたシステムが組めます。
また、切断監視の際にも、上記の様な複合ネットワーク環境では監視すべきクライアントを識別するために、プロトコル監視の方式の場合、コンピュータ名やユーザ名、TCP/IPポート等により識別の為の情報を指定しなければなりませんでしたが、Client監視機能ではセットアップした端末だけが監視になるので、切断監視の為のデータの指定が不要です。