ESMPRO/PrintManagerは、Windowsが提供する印刷機能を強化し、サーバやネットワークに接続されたプリンタや印刷したドキュメントの管理を行ないます。
1)プリンタの管理／監視
・複数のプリンタの一括管理
ローカルコンピュータやプリントサーバに定義されているプリンタの稼動状況を同一画面にて一元管理できます。また、プリンタおよびドキュメントの状態を分かりやすいカラーで色分けして表示します。
・再印刷
Windows系のドキュメントで再印刷する際に、ページ指定や印刷先プリンタの変更ができます。この機能を利用すれば、ネットワーク接続された複数の部署のプリンタを指定してドキュメントを配布することができます。
・障害復旧後のリカバリ
プリンタ装置で紙詰まりなどが発生した場合、従来は全ページの再印刷が必要でしたが、アプリケーションを再起動することなく印刷に失敗したページを指定して再印刷することができます。また、印刷先プリンタを変更して印刷することもできます。
・分散印刷（グループプリンタ）
複数のプリンタの中から最も負荷が少ないプリンタに印刷（負荷分散印刷）したり、ドキュメントを複数のプリンタにページ単位で分割して印刷（ページ分割印刷）することができます。
・印刷ログ記録
印刷したドキュメント情報のログを採取できます。
・ドキュメントの退避／復旧
印刷したドキュメントを任意のフォルダに退避したり、退避したドキュメントを任意のプリンタに印刷したりすることができます。また、退避したドキュメントの印刷イメージを画面表示することができます。
・印刷制御API
お客様が独自に作成したアプリケーションからドキュメントの監視（印刷完了や障害発生時の通知）ができるアプリケーションインタフェースを提供しています。
2)他製品との連携
・ESMPRO製品との連携
ESMPRO/ServerManager、 ESMPRO/ServerAgentへ通報することにより、障害発生プリンタを素早く認識することができます。
・CLUSTERPRO製品との連携
CLUSTERPRO/ActiveRecoveryManagerと連携して、信頼性とスケーラビリティを向上することができます。
・PrintAgentとの連携
PrintAgentが管理している双方向通信プリンタの詳細ステータスを取得することができ、きめ細かな管理が可能となります。
・SystemScope/PrintCenter連携
SystemScope/PrintCenterが管理するプリンタやドキュメント、およびプリントデーモンのステータスの取得や操作ができます。
・COBOLアプリケーションとの連携
弊社製開発ツール「アプリケーション実行環境」で作成したCOBOLアプリケーションの印字スプール情報と、Windows上の一般的なスプール情報を同一画面にて一元管理できます。