以下の手順で移行してください。
(1)ExpressMailマネージャにより、ExpressMailの全サービスを停止します。
(2)ExpressMailのインストールディレクトリ下のサブディレクトリを含むすべてのファイルを保存(バックアップ)します。
グループディレクトリを既定値から変更している場合は、それらのディレクトリ下のファイルも適切に保存する必要があります。
エイリアスのConfigにパス指定している場合は、それらパス指定されたファイルも適切に保存する必要があります。
(3)【ここで、マシンの再構築を行います。】
(4)マシンをネットワークから切り離し、以前使用していたExpressMailと同一バージョンのExpressMailを再インストールします。
(5)ExpressMailマネージャにより、ExpressMailの全サービスを停止します。
(6)(2)において保存したインストールディレクトリ下のサブディレクトリを含むすべてのファイルを、現在のインストールディレクトリ下に上書きコピーします。
グループディレクトリを既定値から変更していた場合は、それらのディレクトリ下のファイルも適切に復元する必要があります。
エイリアスのConfigにパス指定していた場合は、それらパス指定されたファイルも適切に復元する必要があります。
(7)ホスト固有の設定が、現在の構成と一致するか確認します。
ExpressMailマネージャのグループ管理において、グループのプロパティを表示し、ホスト名やIPアドレスなどが現在のサーバ構成と一致するか確認します。 一致しない場合は、必ず、現在のサーバ構成に一致するように、値を変更します。
(8)グループディレクトリの設定が、現在のファイル構成と一致するか確認します。
ExpressMailマネージャのグループ管理において、グループのプロパティを表示し、グループディレクトリの値が現在のファイル構成と一致するか確認します。 本値は、旧環境と新環境のインストールディレクトリ名が異なるような場合に、実際のファイル構成と一致しない値となります。 一致しない場合は、必ず、現在のファイル構成に一致するように、グループディレクトリの値を変更します。
(9)エイリアスの設定が、現在のファイル構成と一致するか確認します。ExpressMailマネージャのエイリアス管理において、各エイリアスのプロパティを表示し、パス指定の値が現在のファイル構成と一致するか確認します。 本値は、エイリアスのConfigに、絶対パスのファイル指定がある場合に、実際のファイル構成と一致しない値となる場合があります。 一致しない場合は、必ず、現在のファイル構成に一致するように、Configの値を変更します。
(10)その他、再構築に伴い、メールサーバの環境に変更がある場合には、適切な変更を行います。
環境を変更していない場合は、通常、変更の必要はありません。
(11)マシンをネットワークに接続し、ExpressMailマネージャにより、ExpressMailの全サービスを起動します。
以上となります。