該当ユーザのメールボックス内に矛盾が発生しているものと思われます。下記の手順に従い、該当ユーザのメールボックスを再構築することで問題は解決できます。
<再構築手順>
(1)コマンドプロンプトを起動します。
(2)カレントディレクトリを移動するため次のコマンドを実行します。
CD (インストールディレクトリ)\domain\(グループ名)\(ユーザ名)\INBOX
(3)メールボックスを初期化するため次のコマンドを実行します。
COPY NUL #mix
(4)メールクライアントから2度以上POPサービスへアクセスします。
以上となります。
(注意) メールボックスの再構築により保存されているメールが失われることはありませんが、場合によって、メールの未読/既読のフラグが失われることや、受信済みメールが再度受信されることがあります。
なお、メールボックス内に矛盾が発生する原因は、ディスク装置やOSの動作不良、または下記のような操作を実施した場合が考えられます。
・ExpressMailのサービス動作中に、バックアップソフトを使用して、ExpressMailのデータのバックアップやリストアを行った。
(ExpressMailのオンラインバックアップの機能を使用した場合を除きます)
・アンチウイルスソフトを使用して、ExpressMailのデータのウイルス検索を行った。
(ServerProtectを使用しServerProtect連携の設定を適切に行っている場合を除きます)
・エクスプローラやコマンドプロンプト、エディタ等、外部のプログラムからExpressMailのデータを操作した。
上記のような操作は、エラーの原因となりますので、行わないようにしてください。