SURFNAVIイントラ/DMZサーバでは1つのLANポートの環境を前提としており、2つのLANポート環境には対応しておりません。
SURFNAVIイントラ/DMZサーバを利用する場合の構成は、下記をご参照ください。
http://www.nec.co.jp/cced/surfnavi/introduction.html
[特徴]-[SURFNAVIイントラ/DMZサーバの特徴]
2つのLANポートを使用し、インターネットとイントラネットの境界に設置される場合には、SURFNAVIインターネットサーバを使用してください。
もし、SURFNAVIイントラ/DMZサーバをLANポート2つの環境で使用したい場合には、お客様の責任の元、ネットワーク構成に合わせてカスタマイズする必要があります。
<参考>カスタマイズの例
■2つ目のLANでのルーティング設定方法
2つ目のLANポート側(SURFNAVIでアドレスが設定されない側)のルーティング設定を追加する必要があります。
コマンドプロンプトを使用してOS標準のrouteコマンドで、ルーティング設定を追加してください。
[追加方法]
1 コマンドプロンプトでroute print を実行して、現在のルーティングテーブルの内容を確認してください。
2 追加したいネットワークへのルーティングを
route add 宛て先ネットワークアドレス サブネットマスク ゲートウエイ -p
という形式で入力します。(-pをつけないとシステム再起動すると消える。)
(例)route add 192.168.4.1 255.255.255.0 192.168.1.1 -p
→192.168.4.xネットワークへの通信は、ゲートウェイ192.168.1.1を通って行われる。
3 追加したいネットワークの数だけ、2を繰り返します。
4 route print を実行して、ルーティングテーブルに正常に追加されたか確認してください。
詳細な設定方法は、「route」を引数なしで実行すると表示されます。
■DNSサーバをグローバルIPベースで設定したい場合
DNSサーバの設定は、SURFNAVIのセットアップで設定されたIPアドレスをベースに基本的な設定が作成されます。
よって、グローバルIPベースのDNS設定を行いたい場合には、下記のいずれかの方法で設定してください。
(1) SURFNAVIで設定するIPアドレスをグローバルIPアドレスとする。
(2) SURFNAVIでプライベートIPアドレスを設定する場合には、手動でグローバルIPアドレスベースのDNSゾーンを作成する。
設定方法は、SURFNAVI管理者ガイドの「付録A_DMZ上に設置時の設定」-「DMZ上設置時の設定手順」-「外部DNSゾーンの手動設定」を参照してください。