※Managerサーバは、ESMPRO/ServerManagerをインストールしているサーバです。
※Agentサーバは、ESMPRO/ServerAgentをインストールしているサーバです。
ESMPRO/ServerAgent,ESMPRO/ServerManagerをインストールされている装置の
設定を変更された場合に再設定する必要がある項目について説明いたします。
ESMPRO/ServerAgentはWindow版とLinux版で設定項目が異なる部分があります
ので注意願います。
1.IPアドレスを変更した場合
1)ManagerサーバのIPアドレスを変更した場合
1-1)Managerサーバの設定変更項目
マネージャ間通信を使用している場合、IPアドレスを変更したManager
サーバとマネージャ間通信を行っている、相手Managerサーバ上の
統合ビューアの設定を以下の手順で変更してください。
統合ビューアのメニュー
-> [オプション]
-> [カスタマイズ]
-> [マネージャ間通信]を選択します。
画面に設定されている相手マネージャのIPアドレスを新しいIPアドレスに
変更してください。
1-2)Agentサーバの設定変更項目
<Windows版>
以下の手順に従って、再設定してください。
マネージャ通報(TCP/IP In-Band)を使用している場合:
<手順>
-------------------------------------------------------------
1) [コントロールパネル]から[ESMPRO ServerAgent]を起動します。
2) [ESMPRO ServerAgent]の[通報設定]ボタンをクリックします。
3) アラートマネージャ設定ウィンドウの[設定]メニューから
[通報先リストの設定]を選択します。
4) 通報先IDから"TCP/IP In-Band"を選択し、[修正]ボタンをクリックします。
5) [ID設定]画面の[宛先設定]ボタンをクリックします。
6) IPアドレスを設定します。
7) [OK]ボタンをクリックしてマネージャ通報(TCP/IP In-Band)の設定]
画面を閉じます。
-------------------------------------------------------------
マネージャ通報(SNMP)を使用している場合:
・SNMP Trap送信先にManagerサーバのIPアドレスを指定している場合。
<手順>
-------------------------------------------------------------
1) Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[管理ツール]
-[サービス]を選択します。
2) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
「プロパティ」を選択します。
3) [SNMP Serviceのプロパティ]の[トラップ]タブを選択します。
4) "トラップ送信先"にManagerサーバのIPアドレスを指定します。
5) [OK]をクリックして、[SNMP Serviceのプロパティ]を閉じます。
6) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
「再起動」を選択し、サービスを再起動します。
-------------------------------------------------------------
SNMPサービスのセキュリティ設定で
「これらのホストからSNMPパケットを受け付ける」を使用している場合:
-------------------------------------------------------------
1) Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[管理ツール]
-[サービス]を選択します。
2) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
「プロパティ」を選択します。
3) [SNMP Serviceのプロパティ]の[トラップ]タブを選択します。
4) SNMPサービスのセキュリティ設定にて、
「これらのホストからSNMPパケットを受け付ける」に
ManagerサーバのIPアドレスを指定している場合は、
IPアドレスを再設定します。
5) [OK]をクリックして、[SNMP Serviceのプロパティ]を閉じます。
6) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
「再起動」を選択し、サービスを再起動します。
-------------------------------------------------------------
<Linux版>
SNMP通報手段を使用している場合は、「通報基本設定」画面の通報手段一覧から
「マネージャ通報(SNMP)」を選択して表示される、[SNMP トラップ設定]画面にて
トラップ送信先を変更してください。
SNMP通報手段以外を使用している場合は、「通報先リストの設定」を選択して表
示される[通報先リストの設定]画面にて通報先を変更してください。
※通報設定変更は、コントロールパネル(ESMamsadm)から行ってください。
■ コントロールパネル(ESMamsadm)の起動方法
1. root権限のあるユーザでログインします。
2. コントロールパネルが格納されているディレクトリに移動します。
# cd /opt/nec/esmpro_sa/bin
3. コントロールパネルを起動します。
# ./ESMamsadm
以下のファイルにて、snmpd に対してIPアドレスによるアクセス制限を
行っている場合は、IPアドレス変更等の設定変更をしてください。
/etc/snmp/snmpd.conf
/etc/hosts.allow, hosts.deny
2)AgentサーバのIPアドレスを変更した場合
2-1)Managerサーバの設定変更項目
統合ビューア上に登録されているAgentサーバアイコンのIPアドレスを変更
してください。
2-2)Agentサーバの設定変更項目
<Windows版のみ> ※Linux版は変更項目なし
以下の手順に従って、再設定してください。
SNMPサービスのセキュリティ設定で
「これらのホストからSNMPパケットを受け付ける」を使用している場合:
-------------------------------------------------------------
1) Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[管理ツール]
-[サービス]を選択します。
2) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
「プロパティ」を選択します。
3) [SNMP Serviceのプロパティ]の[トラップ]タブを選択します。
4) SNMPサービスのセキュリティ設定にて、
「これらのホストからSNMPパケットを受け付ける」に
AgentサーバのIPアドレスを指定している場合は、
IPアドレスを再設定します。
5) [OK]をクリックして、[SNMP Serviceのプロパティ]を閉じます。
6) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
「再起動」を選択し、サービスを再起動します。
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ESMPRO/ServerAgentとESMPRO/ServerManagerが共存しており、
自サーバのIPアドレスを宛先に設定している場合、
以下の手順に従って、再設定してください。
マネージャ通報(TCP/IP In-Band)を使用している場合:
<手順>
-------------------------------------------------------------
1) [コントロールパネル]から[ESMPRO ServerAgent]を起動します。
2) [ESMPRO ServerAgent]の[通報設定]ボタンをクリックします。
3) アラートマネージャ設定ウィンドウの[設定]メニューから
[通報先リストの設定]を選択します。
4) 通報先IDから"TCP/IP In-Band"を選択し、[修正]ボタンをクリックします。
5) [ID設定]画面の[宛先設定]ボタンをクリックします。
6) IPアドレスを設定します。
7) [OK]ボタンをクリックしてマネージャ通報(TCP/IP In-Band)の設定]
画面を閉じます。
-------------------------------------------------------------
マネージャ通報(SNMP)を使用している場合:
・SNMP Trap送信先にManagerサーバのIPアドレスを指定している場合。
<手順>
-------------------------------------------------------------
1) Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[管理ツール]
-[サービス]を選択します。
2) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
「プロパティ」を選択します。
3) [SNMP Serviceのプロパティ]の[トラップ]タブを選択します。
4) "トラップ送信先"にManagerサーバのIPアドレスを指定します。
5) [OK]をクリックして、[SNMP Serviceのプロパティ]を閉じます。
6) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
「再起動」を選択し、サービスを再起動します。
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2.コンピュータ名(ホスト名)を変更した場合
1)Managerサーバのコンピュータ名を変更した場合
1-1)Managerサーバの設定変更項目
なし
1-2)Agentサーバの設定変更項目
<Windows版/Linux版共通>
高信頼性通報にManagerサーバのホスト名を指定している場合、
設定画面を開いて、再設定してください。
- 変更されたホスト名を設定しOKボタンで設定画面を閉じてください。
<Windows版のみ>
SNMPトラップの下記設定でManagerサーバのホスト名を設定している場合、
変更されたホスト名で再度設定を行ってください。
・SNMP Trap送信先にManagerサーバのホスト名を指定している場合。
<手順>
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1) Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[管理ツール]
-[サービス]を選択します。
2) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
「プロパティ」を選択します。
3) [SNMP Serviceのプロパティ]の[トラップ]タブを選択します。
4) "トラップ送信先"にManagerサーバのホスト名を指定します。
5) [OK]をクリックして、[SNMP Serviceのプロパティ]を閉じます。
6) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
「再起動」を選択し、サービスを再起動します。
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<Windows版のみ>
一般クライアント通報で「通報するコンピュータを選択」の場合、
以下の手順に従って、再設定してください。
<手順>
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1) [コントロールパネル]から[ESMPRO ServerAgent]を起動します。
2) [ESMPRO ServerAgent]の[通報設定]ボタンをクリックします。
3) アラートマネージャ設定ウィンドウで
[設定]-[通報先リストの設定]を選択します。
4) [通報先リストの設定]画面の「通報先ID」リストから
"一般クライアント通報"を選択し、[修正]ボタンをクリックします。
5) [ID設定]画面の[宛先設定]ボタンをクリックします。
6) [一般クライアント通報の宛先設定]画面で、
「コンピュータ一覧」からメッセージを送信するコンピュータを選択し、
[追加]ボタンをクリックして、「通報先コンピュータ一覧」に追加します。
7) 設定が完了しましたら、[テスト]ボタンをクリックして、
テスト通報を行います。
8) テスト通報が成功しましたら、
[OK]ボタンをクリックして設定を保存します。
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2)Agentサーバのコンピュータ名を変更した場合
2-1)Managerサーバの設定変更項目
統合ビューア上に登録されているAgentサーバアイコンのホスト名を変更
してください。
統計情報自動収集の設定を行っている場合は、ホスト名を変更すると、
それまでの収集データを参照することができなくなります。その場合は、
\Program Files\ESMPRO\NVWORK\esmpro配下にある
元のホスト名.dat
元のホスト名.bak
というファイルのファイル名を、変更後のホスト名に合わせて適宜
変更してください。
2-2)Agentサーバの設定変更項目
<Windows版のみ> ※Linux版は変更項目なし
ESMPRO/ServerAgentとESMPRO/ServerManagerが共存しており、
自サーバのホスト名を宛先に設定している場合、
以下の手順に従って、再設定してください。
マネージャ通報(TCP/IP In-Band)を使用している場合:
<手順>
-------------------------------------------------------------
1) [コントロールパネル]から[ESMPRO ServerAgent]を起動します。
2) [ESMPRO ServerAgent]の[通報設定]ボタンをクリックします。
3) アラートマネージャ設定ウィンドウの[設定]メニューから
[通報先リストの設定]を選択します。
4) 通報先IDから"TCP/IP In-Band"を選択し、[修正]ボタンをクリックします。
5) [ID設定]画面の[宛先設定]ボタンをクリックします。
6) ホスト名を設定します。
7) [OK]ボタンをクリックしてマネージャ通報(TCP/IP In-Band)の設定]
画面を閉じます。
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マネージャ通報(SNMP)を使用している場合:
・SNMP Trap送信先にManagerサーバのホスト名を指定している場合。
<手順>
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1) Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[管理ツール]
-[サービス]を選択します。
2) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
「プロパティ」を選択します。
3) [SNMP Serviceのプロパティ]の[トラップ]タブを選択します。
4) "トラップ送信先"にManagerサーバのホスト名を指定します。
5) [OK]をクリックして、[SNMP Serviceのプロパティ]を閉じます。
6) "SNMP Service"を選択し、右クリックして表示されるメニューから
「再起動」を選択し、サービスを再起動します。
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一般クライアント通報で「通報するコンピュータを選択」の場合、
以下の手順に従って、再設定してください。
<手順>
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1) [コントロールパネル]から[ESMPRO ServerAgent]を起動します。
2) [ESMPRO ServerAgent]の[通報設定]ボタンをクリックします。
3) アラートマネージャ設定ウィンドウで
[設定]-[通報先リストの設定]を選択します。
4) [通報先リストの設定]画面の「通報先ID」リストから
"一般クライアント通報"を選択し、[修正]ボタンをクリックします。
5) [ID設定]画面の[宛先設定]ボタンをクリックします。
6) [一般クライアント通報の宛先設定]画面で、
「コンピュータ一覧」からメッセージを送信するコンピュータを選択し、
[追加]ボタンをクリックして、「通報先コンピュータ一覧」に追加します。
7) 設定が完了しましたら、[テスト]ボタンをクリックして、
テスト通報を行います。
8) テスト通報が成功しましたら、
[OK]ボタンをクリックして設定を保存します。
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