メールサービスの運用コマンドを定期タスクに登録することで定期的にごみ箱内のメールデータを削除することが可能です。
メールデータを削除する運用コマンドはexpire.exe,expire2.exeの2種類を提供しているので、運用形態に応じて適した運用コマンドを選択してください。
1:expire.exe
expire.exeを使用してメールデータを削除する場合、各ユーザのメールの保存期間はディレクトリサービスメンテナンスツールのユーザプロパティ画面に表示される以下のユーザ属性で設定します。
・発信の自動削除日数
・受信の自動削除日数
・保留の自動削除日数
・中断の自動削除日数(ごみ箱は「中断の自動削除日数」に含まれます。)
上記の値が「0」のユーザについては、システム規定値の設定に従います。
システム規定値の設定は、ManagementConsole の以下の設定で行います。
[システム管理]>[■メールボックスシステム値]>[Expire日数]
※この値が「0」の場合は、「削除しない」を意味します。
2:expire2.exe
expire2.exeを使用してメールデータを削除する場合、expire2.confにて設定した削除条件に従ってメールデータを削除します。
- expire2.confの記載方法
以下の形式でexpire2.confファイル内に対象ユーザ・オフィスを記述します。
ユーザの場合:U/ユーザID,受信BOX,ごみ箱,発信BOX,中断BOX,保留BOX
オフィスの場合:O/オフィスID,受信BOX,ごみ箱,,,
(記載例)
ユーザU-00001のごみ箱は30日、その他のBOXは60日で削除する場合は以下となります。
U/U-00001,60,30,60,60,60
expire.exe,expire2.exeの詳細は下記マニュアルをご参照ください。
StarOffice X ~運用管理者編~ コンフィグレーションガイド
第 3 章 メール
- メールの保存期間を設定する
※StarOfficeのバージョンによっては章番号が異なる場合がございます。
対象バージョンは以下の通りです。
- StarOffice X V1.0以降のバージョン