HolonEnterpriseコンポーネントデザイナから生成されるオペレーション実行用の関数(CORBAオブジェクトのオペレーションに相当する関数)において、パラメータのI/O属性の種別により、下記の事項に注意する必要があります。
<CORBAクライアント側>
オペレーションを実行する側の注意事項です。
パラメータのI/O属性が input または inout
であるとき、パラメータに変数を指定した場合は、その変数を事前に初期化するか、または、その変数に値を設定して下さい。変数が不定値であると誤動作することがあります。対処として、パラメータに指定する変数を予め初期化(&INITIALIZE_DATAまたは&INITIALIZE_STRUCT)することを推奨します。
また、sequenceデータ型を使用している場合は、sequenceオブジェクトの作成を行い、オブジェクト・ポインタをパラメータに必ず指定して下さい。(関連事項が補足事項に記載されています。)
<CORBAサーバ側>
オペレーション実行により呼び出されるサーバ側関数の注意事項です。 パラメータのI/O属性が
out
であるとき、関数をリターンする前にパラメータ変数に必ず値を指定して下さい。指定しないで関数をリターンすると、不定データをクライアント側に返すことになり誤動作します。対処として、関数の処理の初めに、out属性のパラメータ変数を初期化(&INITIALIZE_DATAまたは&INITIALIZE_STRUCT)することを推奨します。
また、sequenceデータ型を使用している場合は、sequenceオブジェクトの作成を行い、オブジェクト・ポインタをパラメータに必ず指定して下さい。(関連事項が補足事項に記載されています。)
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