hlndaemonを再起動したとき、標準出力に「Address already in use!!!」
または「socket open error!!!」と表示されて起動に失敗する場合、
以下の手順で対処して下さい。
まず、「netstat」コマンドにより、shutdownされていないソケットを調査します。
shutdownされていないソケットの状態は「FIN_WAIT_2」となっています。
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# netstat -a | grep FIN_WAIT_2
tcp 0 0 SV001.casecomd PC001.1234 FIN_WAIT_2
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この例の場合、casecomd のソケットがPC001というクライアントからの
shutdown命令を待ち合わせている状態です。PC001というクライアントの
Holon関連のエディタをただちに終了させて下さい。
次に、「netstat」コマンドにより、close待ちのソケットを調査します。
close待ちのソケットの状態は「TIME_WAIT」となっています。
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# netstat -a | grep TIME_WAIT
tcp 0 0 SV001.casecomd PC001.1234 TIME_WAIT
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この例の場合、casecomd のソケットがTIME_WAIT状態となっています。
TIME_WAIT状態が表示されなくなるまで待ってから、
hlndaemonを再起動して下さい。
(TIME_WAIT 状態について)
TCP は、全ての転送データを可能な限り配送することが保証されています。
ソケットを閉じたとき、全てのデータが届いたことを間違いなく確認する
ために、 TIME_WAIT 状態に入ります。TIME_WAIT 遅延は最大で 4 分です。
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