メールボックスの容量がオーバーしているユーザへメールを送信した場合、MWサーバがメール受信後、メールキューに入り規定時間の間、ユーザのメールボックスへ再送を試みます。(5日間)
このため送信元へエラーメールは、即時に送信されません。
規定時間超過後(5日間)も、メールをユーザのメールボックスへ配信できない場合に、エラーメールが送信元に送信されます。
上記、キュー保持期間については、以下の方法にて、設定変更が可能です。
なお、本設定を行いますと、外部へのメール配信も同時に短縮されますので、ご注意ください。
■MailWebServer, MW300a,MW300b,MW300c,MW300e, MW500a,MW500b,MW500c,MW500d,MW500eの場合
/etc/mail/sendmail.cfファイルを直接編集することで、変更が可能です。
※ 設定ファイルの直接編集については、サポート対象外となりますので、お客様責任にて実施をお願いいたします。
編集は、MWサーバにログイン後、root にて作業を行います。
(設定方法)
1.メールサービスを停止します
ManagementConsoleのサービス画面よりメールサーバ(sendmail)を[停止]します。
2.telnetコマンド等でMWサーバにログインし、rootアカウントに変更(su)します。
# su - root
3./etc/mail にカレントディレクトリを移動します。
# cd /etc/mail
4./etc/mail/sendmail.cfのバックアップを作成する。
# cp sendmail.cf sendmail.cf.bak
5.sendmail.cf 内の以下の行を修正します。
# vi sendmail.cf
例:1日(=1d)にする場合
(修正前)
O Timeout.queuereturn=5d
(修正後)
O Timeout.queuereturn=1d
6.メールサービスを起動します
ManagementConsoleのサービス画面よりメールサーバ(sendmail)を[起動]します。
■MW300f/MW500fの場合
Management Console(システム管理者)「メールサーバ(sendmail) > 詳細なメールサーバ設定」画面 「メールサーバ環境設定 キューの保持期間」
の設定欄に対し、キュー保持期間を指定し、設定ボタンを押下することで、期間が設定変更が可能です。
Express5800/MW300f, MW500f
Express5800/MW300g, MW500g
Express5800/MW300b, MW500c
Express5800/MW300c, MW500d
Express5800/MW300e, MW500e
Express5800/MW400g