自動メールの送信に失敗した際、一時的な失敗と考えられる場合、一旦、メールキューに保存し、キュー保持期間(デフォルト5日)の間、定期的(デフォルト1時間毎)に再送信を試みます。
メールがキューイングされ、設定した時間(デフォルト4時間)経過してもキューに残っている場合、ワーニングメールが送信元に送信されます。ワーニングメール送信後、さらに設定した時間経過してもキューに残っている場合、再度ワーニングメールが送信されます。これを設定時間毎に繰り返します。
また、キュー保持期間を過ぎてもメールを送信できなかった場合、送信元にエラーメールを送信し、メールキューより該当のメールを削除します。
上記、ワーニングメールの送信間隔、および、キュー保持期間については、設定ファイル(/etc/mail/sendmail.cf)の直接編集にて変更可能です。
※ 設定ファイルの直接編集については、サポート対象外となりますので、お客様責任にて実施をお願いいたします。
■ キュー保持期間を変更する。
※この設定は、キュー中の全てのメールに対して有効となりますので、あまり小さい値を指定しないで下さい。
・編集は、MWサーバにログイン後、root にて作業を行ってください。
1.メールサービスを停止
ManagementConsoleのサービス画面よりメールサーバ(sendmail)を[停止]します。
2.telnetコマンド等でMWサーバにログインし、rootアカウントに変更(su) します。
# su - root
3./etc/mail にカレントディレクトリを移動する。
# cd /etc/mail
4./etc/mail/sendmail.cfのバックアップを作成する。
# cp sendmail.cf sendmail.cf.bak
5.sendmail.cf 内の以下の行を修正する。
# vi sendmail.cf
例:1日(=1d)にする場合
(修正前)
O Timeout.queuereturn=5d
(修正後)
O Timeout.queuereturn=1d
※デフォルトは、5d(=5日)です。
■ ワーニングメール送信時間間隔を変更、もしくは、無効にする。
本パラメータ(O Timeout.queuewarn)をコメントアウトすることにより、ワーニングメールの送信をストップすることが可能です。
1.メールサービスを停止
ManagementConsoleのサービス画面よりメールサーバ(sendmail)を[停止]します。
2.telnetコマンド等でMWサーバにログインし、rootアカウントに変更(su) します。
# su - root
3./etc/mail にカレントディレクトリを移動する。
# cd /etc/mail
4./etc/mail/sendmail.cfのバックアップを作成する。
# cp sendmail.cf sendmail.cf.bak
5.sendmail.cf 内の以下の行を修正する。
# vi sendmail.cf
例:12時間(=12h)にする場合
(修正前)
O Timeout.queuewarn=4h
(修正後)
O Timeout.queuewarn=12h
※デフォルトは、4h(=4時間)です。なお、上記パラメータをコメントアウト(#O Timeout.queuewarn=4h)することにより、ワーニングメールの送信をストップすることが可能です。
Express5800/MW300f, MW500f
Express5800/MW300g, MW500g
Express5800/MW300b, MW500c
Express5800/MW300c, MW500d
Express5800/MW300e, MW500e
Express5800/MW400g