メールの自動転送処理は、既定値の設定では該当メールのメールヘッダーのenvelope-from が <> の場合は転送を行いません。
envelope-from が <>というのは通常はエラーメールで使われる指定であり、このメールを転送してしまいますと転送によるエラーメールが発生した場合、メールがループしてしまうことになります。
このループになるのを防ぐため、envelope-from が <> の場合は転送しない仕様になっております。
なお、Management Console の設定を変更することで、envelope-from が <> のメールも転送されるようになります。
■設定変更方法
1.Management Console を起動し、システム管理者でログインします。
2.[SMTP設定]-[自動転送設定]-[メール自動転送時の発信者情報]を選択し、下記設定値を変更します
- メールの自動転送時の発信者情報:元のメール発信者 に変更
ただし上記設定を行うと、転送先で容量オーバなどのエラーが発生した場合、元のメールの発信者にエラーメールが届く事になりますのでご注意ください。
対象バージョンは以下の通りです。
- StarOffice X V1.0以降のバージョン